製品情報
データ収集ツール「Nutanix Collector」
Nutanix Collector とは
Nutanix Collector 概要
Nutanix Collector は現行仮想基盤のリソース使用状況など統計データを収集するツールです。
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Collector デスクトップツール:その場で確認する用途・データ収集用で利用。
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Collector Portal:Collector デスクトップツールのクラウドバージョン。データをプロジェクトという単位で保存・分析。他の人とシェアして分析することが可能。Nutanix Sizer との連携、1Click サイジングも可能。
Nutanix Collector について
・過去7日間(30分間隔)のデータを収集可能。
・対象の仮想環境へ影響を与えることなく簡単に収集可能。
・無償で使用可能。
Nutanix Collector の主な使用方法
・サイジングのためのインプット情報として使用。
・現場でお客様と稼働状況を共有し、サイジングの前提条件の参考として使用。
・お客様にてデータを取得いただき、リモートでリソース情報を分析が可能。
Nutanix Collector の取得可能なリソース情報(Ver4.3)
・Nutanix :Nutanix AHV、vSphere、Hyper-V: AOS 5.8.1以上
・非Nutanix :vSphere 6.0、6.5、6.7、7.0、Hyper-V 2016 以上NetApp ONTAP 8.3以上
動作環境
Nutanix Collector デスクトップツール動作環境(Ver4.3)
・Windows 7,8,8.1,10,Windows Server 2012R2,Windows Server 2016
・MacOS X、12.3以上、Linux Ubuntu 20.04
インストール方法
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My Nutanix > Support Portal のDownload からCollector ツールをダウンロードします
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Windows/Mac/Linux からOSを選択してインストール頂きます。
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ダウンロードした圧縮ファイルを開きます
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展開したフォルダから「Nutanix-Collector」を実行します
My Nutanix は下記リンクからご参照いただけます。
使用方法(vCenter/Prism)
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Collector を使ったデータ取得の流れについてご説明致します。取得が可能なのはPrism(Central・Element)、vCenterServer、Hyper-V、Ontap CIFS Share の4つになります。下記ではPrism、vCenterServer 時での使用方法を説明致します。
Nutanix Collector が接続を確立すると、すべてのクラスタおよびデータセンターが表示されます。リソースを計算したいクラスタのみにチェックを入れることで、管理外のクラスタを除外してリソース情報の取得も可能になります。
Collector の使い方
使用方法(Hyper-V)
Hyper-V でのCollector の取得方法についてご説明致します。
また、Hyper-V の場合情報収集の注意点がありますので合わせてご紹介致します。
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複数のホストで構成されるHyper-V クラスタの場合、以下の権限が必要です。
ドメイン管理者またはドメイン管理者グループのメンバーであること。
Hyper-V のデータの取得について
Hyper-V のデータの取得はvCenter、Prism とは異なり、デフォルトでは開始されません。デフォルトではCollector はHyper-V の構成情報のみを収集し、ファイルを生成します。
Hyper-V クラスタのリソース使用状況のデータを取得する場合は、手動で[Collect Performance Data]ボタンを使用してデータ収集を開始する必要があります。
Hyper-V の場合、データ取得は過去のリソース使用状況ではなく、1日~7日間のライブ収集となります。収集期間を設定しその期間はCollector をHyper-V ホスト上で起動しCollector を起動したままにしておく必要があります。データ収集の頻度は、パフォーマンス収集の期間によって異なります。
Hyper-V 環境での情報収集期間 パフォーマンス情報の収集間隔とデータポイント
Hyper-V 環境での情報取得手順をご説明致します。
Nutanix Collector の出力画面
Clusters Summary、Host Summary 、 VMs Summary にてどういった情報が確認出来るかをご紹介致します。
Collector で生成される出力シート
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Prism、vCenter、およびHyper-V の出力シートに関してどのような情報が確認出来るかご説明致します。
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Collector は、Excel (.xlsx)形式で出力を生成します。
各シートには、列に表示されるさまざまな属性(データポイント)が含まれています。
・Nutanix Collector がデータストア情報を収集するのは、vCenter からESXi クラスタに対して収集が開始されたときだけです。
・Hyper-V の場合、vSnapshot、vSwitch、vNics、vPort、vNetwork、vMultipath、およびvLicense シートは収集されません。
・統計情報は、vCenter とPrism については7日間を対象としています。Hyper-V の場合は、パフォーマンス収集時のユーザー選択によって異なります。
各シートに含まれている属性に関しては詳細はユーザーガイドにてご参照ください。
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ONTAP の出力シートに関してどのような情報が確認出来るかご説明致します。
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Collector は、Excel (.xlsx)形式で出力を生成します。
各シートには、列に表示されるさまざまな属性(データポイント)が含まれています。
各シートに含まれている属性に関しては詳細はユーザーガイドにてご参照ください。
Sizerとの連携方法
Nutanix Collector はサイジングツール「Sizer」と連携することで、既存リソースを基に、より簡単にサイジングすることができます。
「Collector Portal」からの連携方法
・[Export to Sizer] で取得した情報をもとにSizer のワークロードを自動で生成します。
・仮想マシン1台ずつの登録だけではなく、CPU とRAM の負荷に合せてカテゴリーに分けての登録も可能です。
「Sizer」からの連携方法
・Nutanix Collector で取得したExcel ファイルを、Sizer にアップロードすることでサイジングできます。
サイジングツール「Sizer」については下記リンクをご参照ください。
クラウドバージョン「Collector Portal」とは
Collector Portal とは
Collector Portal は、Nutanix Collector のクラウドバージョンであり、My Nutanix より利用が可能です。 Collector Portal には既存環境より抽出したデータをアップロードすることで、プロジェクトと呼ばれる単位で保存・分析することができます。複数のプロジェクトを一元的に管理できますし、他のユーザーにプロジェクトを共有することもできます。Collector Portal を利用することで、より柔軟にNutanix Collector をご活用いただけます。