パートナー関連
Cisco 360
						
					
							
							
							
							
							
							
								
									パートナー様の声を反映した新しい支援制度
Cisco 360 Partner Program
								
								
								
							
							
							
							
							
							
							
						
						
						
						
							Cisco 360 Partner Program(以下 Cisco 360)は、多くのパートナー様や顧客の声を反映してリニューアルされた、シスコの新しいパートナー支援制度です。2024 年 11 月に概要が発表され、2026 年 1 月 25 日から正式にスタートします。2025 年 8 月から 2026 年 1 月までの 6 ヵ月は正式移行前の評価期間となっており、パートナー様の新しい評価基準「Value Index」に基づく対応が始まっています。
パートナー様は、インフラストラクチャのモダナイズ、あらゆる場所での AI 技術の活用、セキュリティと回復力の向上など、顧客の多様なニーズに対して、より適切に対応しやすくなります。シスコは Cisco 360 を通じて、パートナー様が顧客にもたらす価値を最大化できるように支援します。
							
							
							
						
						
					
Cisco 360 の主な変更内容
Cisco 360 は、パートナー様の評価とランク付けに関する項目をシンプルにして、よりわかりやすいものになっています。対象となる事業規模の区分け方や、インセンティブの概算なども、直感的に把握しやすくなりました。
4 つの大きなポイント
										
									パートナー様の
評価指標とランクが
シンプルになりました。
										
									パートナー様の
事業規模が
わかりやすくなりました。
										
									評価指標における
成長率の影響度を
低減しました。
										
									パートナー様が得られる
収益の概要が
把握しやすくなりました。
Cisco 360 の全体像
						
					「T シャツサイジング」で事業規模をわかりやすく表現
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							バンドは、BE GEO ID ごとの特定のポートフォリオの TCV ブッキングによって決定します。
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							バンドは、評価期間(Qualification Period)/シスコの会計年度の半期に合わせて 6 ヵ月ごとに評価します。
 - 
							TCV ブッキング額は、過去 12 ヵ月の確定済み会計月の実績に基づいて算出します。
 
| 事業規模の表し方(Tシャツサイジング) | ポートフォリオあたりのTCV ブッキング額 | 
| XL | > 100M | 
| L | > 25M ~ <= 100M | 
| M | > 10M ~ <= 25M | 
| S | > 2M ~ <= 10M | 
| XS | <= 2M | 
この「T シャツサイジング」が適用される Value Index のメトリック(測定基準)は次のようになります。
- 
							Capabilities:Black Belt認定、技術者認定
 - 
							Performance:ACV 成長率 %、TCV 成長率 %、プレミアムサービス普及率 %
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							Engagement:On-time Renewal Rate % (OTRR)
 
										
									新しい評価指標 Value Index の考え方
						
						
						
							Value Index は、Cisco 360 で用いるパートナー様の新しい評価指標です。シスコの専門知識を顧客により明確に示すことができるようになり、利用できるインセンティブなども変わります。
以下の表に示す 4 つのカテゴリがあり、それぞれに含まれるメトリック(測定基準)を用いて算出します。
0 から 10 までの値でスコア化した内容を基に、パートナー様の Designation(称号、ランク)が決まります。
							
							
							
						
						
					
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							詳しいメトリックごとの重みづけの資料が必要な場合は、お問い合わせください。
 
現在のロールおよびレベルのフレームワークは廃止となり、これまでパートナーランクとして用いてきた Gold、Premier、Select の各レベルは、新しい Designation に置き換えられます。
Value Index の 4 つのカテゴリとメトリック
| カテゴリ | メトリック | 
| Performance | TCV 成長率 % ACV 成長率 % Buying Program 普及率 % AI ブッキング普及率 % プレミアムサービスの普及率 %  | 
            
| Capabilities | Black Belt 認定 技術者認定 Cisco Powered Services  | 
            
| Engagement | Onboard率 % Adoption 率 % On-time Renewal Rate%(OTRR)  | 
            
| Foundational | カスタマーサクセス プラクティスの成熟度 マネージドサービス プラクティスの成熟度  | 
            
新しい Designation(称号、ランク)は 2 つ
Value Index が 5.0 以上
						
						
						
							Cisco [ポートフォリオ名] Partner
特定のポートフォリオにおいて、シスコ ソリューションを効果的に導入するために、顧客との関わり、特定の販売および技術的な能力、基礎的なプラクティスの成熟度への投資を示しているパートナーとして認められ、活動できます。
							
							
							
						
						
					
Value Index が 7.5 以上
						
						
						
							Cisco Preferred [ポートフォリオ名] Partner
高度な技術的専門知識を身につけ、顧客との関わりに深く投資し、基礎的な実践を構築してきたパートナーとして活動できます。優れた販売および技術スキル、ライフサイクルに基づく実践、そして顧客ニーズに合わせた専門的なソリューションを提供する能力が評価されます。
							
							
							
						
						
					
Designation はポートフォリオごとに反映
						
					ポートフォリオ
Cisco 360では、現在 6 つのポートフォリオがあります。
										
									Networking
										
									Cloud + AI Infrastructure
										
									Security
										
									Splunk
										
									Collaboration
										
									Services
スペシャライゼーション
これまでパートナーランクの認定に必要だったスペシャライゼーションの考え方は、Cisco 360 でも継続します。その内容については合理化を図り、より実際に即した内容へ進化させていきます。
- 
							次世代 Specializations:
深い専門知識と技術的能力に基づいて認定されるカテゴリです。Cisco Preferred Partners と認定されるための要件となります。 - 
							Competency:
現在のスペシャライゼーションの多くが移行するカテゴリです。パートナー様が特定のスキルを有することを証明します。 - 
							Cisco Powered Services:
シスコのテクノロジーを基盤とした成果を、成功裏に設計、提供、管理、サポートするパートナー様の能力を示すものとなります。 
Competency に移行する現行スペシャライゼーション
Networking
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							Internet Infrastructure for Providers
 - 
							Internet Infrastructure for Enterprises
 - 
							Secure Networking
 - 
							Industrial IoT
 
Cloud+AI Infrastructure
- 
							Hybrid Cloud Computing
 - 
							Hybrid Cloud Networking
 - 
							AI-Ready Infrastructure
 - 
							HyperConverged Infrastructure
 
Security
- 
							XDR
 - 
							Umbrella for MSSPs Authorization
 
Splunk
- 
							Splunk Enterprise Security
 - 
							Splunk ITSI
 - 
							Splunk Observability
 - 
							Cisco and Splunk Observability
 - 
							Splunk Security
 - 
							Splunk SOAR
 
Collaboration
- 
							UCCE Authorization(formerly AUCCE)
 - 
							Webex Contact Center
 
Horizontal Practices
- 
							Environmental Sustainability
 - 
							Customer Success Practice
 - 
							Managed Services Practice
 - 
							SMB & Midmarket
 
Cisco 360 の開始と共に廃止される現行スペシャライゼーション※
Architecture
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							Advanced Service Provider
 - 
							Master Service Provider
 - 
							Networking
 - 
							Advanced Enterprise Networking
 - 
							Master Networking
 - 
							Advanced Collaboration
 - 
							Master Collaboration
 - 
							UCCE(non-Advanced version)
 - 
							UCC Express
 
Solution
- 
							Core Security
 - 
							SASE
 - 
							Secure Network Management
 - 
							Hybrid Cloud Software
 - 
							Hybrid Work
 - 
							Commercial IoT
 - 
							※Full-Stack Observability(2025 年 7 月に廃止)
 
Cisco Powered Services
Cisco 360 の開始後も継続するもの
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							Campus Access
 - 
							Campus Access Sustainability Add-on
 - 
							Catalyst SD-WAN
 - 
							Cloud Calling
 - 
							XDR
 - 
							Hybrid Cloud
 - 
							Managed Firewall
 - 
							Meraki Access
 
- 
							Meraki Security & SD-WAN
 - 
							Observability
 - 
							OT Security
 - 
							SASE
 - 
							Security Service Edge
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							Webex Contact Center
 - 
							Webex for Broadworks
 - 
							Unified Contact Center
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							Business Communications
 
Cisco 360 の開始に伴い廃止となるもの
- 
							Intelligent Workspace
 - 
							SMB
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							Private 5G
 - 
							Sovereign Cloud
 - 
							Cloud Managed Security
 
シスコと Splunk プログラムの統合
2024 年11 月20 日以降、次のいずれかの Splunk Partnerverse Program バッジを保持または獲得しているパートナー様は、現在のシスコ パートナープログラムで、次の新しい Solution スペシャライゼーションを保持していると認定されます。
Splunk Partnerverse Program バッジ
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							Observability
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							Splunk オブザーバビリティソリューション
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							Splunk IT サービスインテリジェンス
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							Security
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							Splunk Security ソリューション
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							Splunk Enterprise Security ソリューション
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							Splunk SOAR
 
保持を認定されるスペシャライゼーション
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							Splunk Observability Solution スペシャライゼーション
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							Splunk IT Service Intelligence スペシャライゼーション
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							Splunk Security Solution スペシャライゼーション
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							Splunk Enterprise Security Solution スペシャライゼーション
 - 
							Splunk SOAR スペシャライゼーション
 
評価期間と資格期間
						
						
							Cisco 360 が開始する前に、2025 年 8 月から 2026 年 1 月末まで(※シスコ会計月)“開始前の評価期間”が設けられます。この期間中に達成した Value Index の最高値が、2026 年 2 月に Cisco 360 が開始する際のスタート地点となります。
Cisco 360 が開始する 2026 年 2 月以降、最初の公式な評価期間(Qualification Period)が始まります。その後はシスコの会計年度の半期に合わせて 6 ヵ月ごとに実施されます。
評価期間中に達成した Value Index の最高値が、パートナープログラムの Eligibility(パートナーランク/ Designation やベネフィットの資格)を確立する基準となります。
※Value Index は各シスコ会計月の最終日で確定します(およそ 4 日間の調整期間が含まれます)。
							
							
							
						
						
						
					
						
					基本的な考え方
評価期間(Qualification Period)
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							評価期間は 6 ヵ月ごとに設定されています。
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							シスコの会計年度に基づき、1H(上半期、8 月~ 1 月)と2H(下半期、2 月~ 7 月)に分かれています。
 
資格期間(Eligibility Period)
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							標準の資格期間は 6 ヵ月ごとです。
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							前の評価期間の 6 ヵ月間で達成した Value Index の最高値が、次の資格期間の Designation(パートナーランク)とベネフィットを決定します。
 
評価期間内での資格付与ルール(In-Period Eligibility)
評価期間中のいずれかの月に、Value Index が 1.0、5.0 または 7.5 のしきい値を超えた場合は、次の資格期間を待つ必要はなく、しきい値を超えた月の翌月から、Designation とベネフィットを享受できます。
特別な評価期間におけるボーナス資格期間(Bonus Eligibility Period)
Cisco 360 開始前の 6 ヵ月=開始前評価期間(Early Qualification Period)と、Cisco 360 開始後の 6 ヵ月= 最初の評価期間(Initial Launch Qualification Period)に対して、通常の In-Period Eligibility とNext Eligibility に加えて、Bonus Eligibility Period を適用します。
【例1】パートナー A 社様が、開始前評価期間(2025 年 8 月~2026 年 1 月)内にValue Index で 8.5 を達成した場合
						
						
						
							この例では、パートナー A 社様は開始前評価期間で 7.5 以上の Value Index を達成しました。これにより、Cisco 360 が開始する 2026 年 2 月時点のパートナーランク(Designations)とベネフィットのレベルが確定されます。
In-Period Eligibility や標準の資格期間(Eligibility Period)が適用され、2027 年 2 月まで有効になります。さらに今回は、6 ヵ月間の Bonus Eligibility Period が加わり、トータルで 2027 年 7 月末までの合計 18 ヵ月間の Eligibility が確保されます。
							
							
							
						
						
					
						
					【例2】パートナー B 社様が、Cisco 360 開始後の評価期間(2026 年 2 月~2026 年 7 月)内に Value Index で 8.1 を達成した場合
この例では、パートナー B 社様が Cisco 360 開始後の最初の評価期間(Qualification Period)中に 7.5 以上の Value Index を達成しています。その場合、In-Period Eligibility と標準の資格期間(Eligibility Period)が提供され、2027 年 2 月まで有効となります。また、追加で 6 ヵ月間の Bonus Eligibility Period が追加され、2027 年7 月末まで最大 17 ヵ月間の Eligibility が確保されます。
						
					評価期間中にしきい値を下回った場合
評価期間内に、Value Index のしきい値が目標を下回った場合は、次の半期では Designations やベネフィットを活用する資格を失うことになります。しかし、次の評価期間(Qualification Period)でしきい値を超える Value Index を達成すれば、翌会計月に再び資格を得ることができます。In-period Eligibility 、Designations、ベネフィットは自動的に提供されます。
						
					ベネフィット
Cisco 360 のValue Index で獲得した実績にに応じて、利用できるベネフィット、インセンティブは増えていきます。
						
					インセンティブの概算を簡単に把握できる
						
						
							Cisco Partner Incentive Estimator を使うと、パートナー様がダッシュボード画面に入力した内容に応じて、得られるインセンティブの概算(シミュレーション、リベートの最低値~最高値の推定)をガイド付きで把握できます。現在はシンプルな機能となっており、今後使い勝手や機能を向上させていく予定です。
このツールは、新しいパートナーポータル「Partner Experience Platform(PXP)」で利用できます。
							
							
							
						
						
						
					
						
					アクセス設定について
						
						
						
							Cisco 360 の利用には、Partner Self Service(PSS)で Partner Experience Platform(PXP)を利用できるようにする必要があります。PSS の管理者は、自社のユーザに対して PXP の Cisco 360 セクションにある「Partner Value Index」や、「Incentives and Funds」セクションの「Cisco Partner Incentive」へのアクセス権を付与します。
パートナーおよびディストリビューターの PXP へのアクセスは、PSS 管理者のみが付与できます。
PXP へのアクセスを割り当ておよび管理するための手順は、「PXPのアクセス設定ガイド簡易版」で確認できます。
							
							
							
						
						
					
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							設定時には、社内で最低 2 名の担当者を PSS 管理者として割り当てるようにしてください。
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							PSS 管理者は、ご自分の PXP アクセス権は設定できません。もう一人の PSS 管理者が設定します。
 
お問い合わせ
						
						
						
							ご不明・ご不安な点は担当営業までお問い合わせください。
※iDATEN(韋駄天) へのログインが必要です。
							
							
							
						
						
					
				