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Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第136回 「注目ソリューション!Ciscoデバイス for MTR(Microsoft Teams Rooms)のご紹介 その5 ~ セットアップ手順 ~」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。
前回、MTRの細かい要件やセットアップ前に必要な設定についてご紹介しました。今回はいよいよデバイス自体のセットアップについてご紹介したいと思います。最後まで是非ご覧ください。
早速セットアップ方法についてご紹介致します。構成によっては手順スキップできる部分もあるのですが、今回は前回にご案内したオススメ構成ベースにRoomBarにおけるMTRセットアップ手順をご案内します。既存Ciscoデバイスを使われている場合は初期化(こちら)が必要になりますので、初期化後に下記の手順をご確認ください。
まず、Ciscoデバイスを起動し、言語設定>ネットワーク設定、と進みます。この時、古いオンボーディング(グレーの画面)ではMTRモードを選択いただけませんので、新しいオンボーディングで設定を進めるようご注意ください。
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さらに、Room Barの場合は、画角調整>サウンド調整>タイムゾーン設定、と進み、プラットフォーム選択で、「Microsoft Teams のエクスペリエンス(MTRモード)」の「登録」をタップします。
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次にアクティベーションコードを入力します。Control Hub登録をしない場合(クラウド登録ライセンス無しの場合)は、スキップ可能ですが、今回はオススメ構成としてControl Hubに登録します。アクティベーションコードはCisco WebexControl Hubから発行します。発行手順はこちらを参照ください。
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次に「インストールを開始」をタップします。2,3分待ってMTRが立ち上がり、サインイン用コードが表示されることを確認します。
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次に事前に用意しておいたMTR用のMSアカウントでサインインします。PCのWebブラウザで、「https://microsoft.com/devicelogin」にアクセスし、Room Barに表示されたサインイン用コードを入力し、MSアカウントでサインインします。Room Barの場合、同梱のタッチパネル(Room Navigator)でも同様の手順で同一MSアカウントよるサインインが必要です。
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これでMTRモードのインストールは完了ですが、デフォルトでZoom、Webexへの参加が無効となっておりますので、最後にこちらの設定も有効化しておきます。タッチパネル上の「その他」>「設定」>「会議」からサードパーティの会議の「Cisco Webex」「Zoom」のトグルをONにします。
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以上で、Room BarのMTRセットアップは完了です。
いかがでしたでしょうか?事前準備をしておけば端末自体のセットアップは10~15分程度で完了できますので是非お試しいただければと思います。
Ciscoデバイス for MTRにつきましては、Ciscoからもいくつか記事が出ておりますので、こちらも併せてご確認いただければと思います。
・【Ciscoホームページ】CiscoDevices for Microsoft Teams Rooms (MTR概要)
・【Ciscoホームページ(英語)】CiscoRoomOS for Collaboration Device – Microsoft Teams Rooms(インストール方法や使用方法など)
・【Ciscoコミュニティ記事】MicrosoftTeams Rooms (MTR) デバイス - よくある質問 (FAQ)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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