Cisco 担当者コラム
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Collaboration 第133回 「Cisco Room Bar Proの紹介 ~ 多様な会議室に対応するビデオ会議端末 ~」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社の向井です。
今回のコラムでは、中・大規模の会議室に対応するビデオ会議端末Cisco Room Bar Proについてご紹介していきたいと思います。同梱物や設置方法、Cisco Room Bar と比較してどのようなアップグレードがされているかについても紹介しますので最後まで是非ご覧ください。
■Cisco Room Bar Proについて ~中・大規模向け会議端末~
CiscoRoom Bar Proは、Cisco Room Bar同様、本体にマイク・カメラ・スピーカーが搭載されていますので会議室に機器を設置するだけで会議環境を構築することができます。Cisco Room Barから拡張性が向上し、カメラ性能もアップしていますので、よりリアルな会議体験を提供する機種となっております。
■Cisco Room Bar Pro開封・同梱物・設置方法について
早速 Cisco Room Bar Proを開封して同梱物を確認していきたいと思います。CiscoRoom Bar Pro本体は、幅96センチ、重さ4.47kgありますので他の機種と比べて比較的大きなサイズ感です。
以下が標準の同梱物となります。Room Navigator及び各種ケーブルが標準で同梱されているため、追加マイクなどが必要なければCisco Room Bar Proの注文のみで機器周りは揃えることができます。細かいですがCisco Room Barには同梱されていたACアダプタがなくなり、電源ケーブル1本にまとまった点は個人的にとても良いアップデートだと思います。
モニターへの設置方法は2パターンあり、モニター上/下のどちらかに設置可能です。
モニター下に取り付けた場合も映像は自動的に上下反転されますので、取り付け後特にデフォルトから設定変更する必要なく使用することができます。注意点としては、本体だけでお米ぐらいの重さがあるため、2~3人での設置作業を推奨します。
■Roomシリーズとの比較
CiscoRoom Bar ProはCisco Room Barの上位機種にあたるため、拡張性やカメラ性能がアップグレードされています。
Cisco Room Bar ProはHDMIの出力ポートが3つ搭載されていますので、外部モニター3台まで映像出力ができます。モニターが多数設置されている中・大規模の会議室には最適な会議端末です。Cisco Room Bar同様Cisco Room Bar ProもMTR認定されておりますので、Ciscoの会議端末でありながらMicrosoft Teams会議に参加できるのも注目ポイントです。Room OSで運用する場合は、Microsoft Teamsでもフレームモードや高品質なノイズ除去機能を使用することができます。
また、Cisco Room Barと比較した一番大きな点としては、広角/望遠レンズのデュアルカメラシステムになったことです。会議端末から離れた座席を映そうとした際、1つのカメラですとどうしても映像品質が低下してしまいますが、Cisco Room BarProに搭載されている望遠レンズによって座席が遠い方の顔も鮮明に映すことができます。また、112°の視野角も比較的広い範囲ですので端末に近い位置に座っている人も問題なく映すことができます。
■Cisco Room Bar Pro利用シーン・導入シチュエーション
CiscoRoom Bar Proは、Microsoft Teamsにも参加できるWebex端末として様々な利用シーン・導入シチュエーションがあります。
1.中・大規模の会議室
CiscoRoom Bar Proの1つの筐体に高性能なカメラ、マイク、スピーカーを備えており、クリアな映像と音声で規模の大きい会議室でもスムーズに進行できます。とてもシンプルな構成のためレイアウト変更や移転が発生した際も簡単に会議環境を構築可能です。
2.医療機関
CiscoRoom Bar Proは拡張性に優れており、外部モニター3台まで出力できますので多くの資料を映す必要がある医療機関に対しても会議の質を向上させます。
3.教育機関
大学や専門学校などの教育機関では、遠隔授業やオンラインセミナーを行う際に活用できます。端末に搭載されているAI機能やフレーム機能を活用してコミュニケーションを円滑にし、ほとんどの教育機関で採用しているMicrosoft Teams会議も開催可能です。
いかがでしょうか。Cisco Room Barから拡張性やカメラ機能をアップグレードしたCisco RoomBar Proは中大規模の会議室に最適な端末になっております。Microsoft Teams会議で運用中のお客様にもアプローチできる会議端末ですので是非こちらもご提案いただければと思います。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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