Wireless 第06回 「Cisco Mobility Express Solution導入時のチェックポイント5 冗長構成の設計」

こんにちは。DSASです。

前回は、Cisco Mobility Express Solution(通称CME)の導入時の注意点として、APグループによるアクセスポイント毎の出力するSSIDの設定を紹介いたしました。
今回は、冗長構成の設計についてご紹介します。

CMEは、仮想コントローラによる集中管理型のソリューションであるため、仮想コントローラに障害が発生すると、当然ですが電波の自動管理機能をはじめ集中管理の機能が全て停止します。ただしCMEでは恐ろしいほど簡単に冗長化を実現することが可能な為、このような事態になることは、ほぼ無いかと思います。

CMEの冗長化は以下のように行われます。
同じネットワーク内にCME対応アクセスポイントが複数台存在する場合、仮想コントローラ機能を提供するアクセスポイント(マスターAP)以外のCME対応アクセスポイントはバックアップ用となりマスターAPの障害時には、バックアップの中からマスターAPが再選出され通常通りAPの管理を行います。

CMEの冗長化イメージ(DiSオリジナル 集中管理型無線LAN製品の選び方より抜粋)

なお、仮想コントローラのIPアドレスは、マスターAPの役割がバックアップAPに移動しても変わりません。
下図の場合、常に192.168.128.1のIPアドレスにアクセスすれば仮想コントローラにアクセス可能です。また設定情報はマスターAPからバックアップAPに自動的にコピーされています。

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