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Collaboration 第56回 「Cisco Webex 挿して使えるWebカメラが登場!新製品 Webex Desk Camera ~基本操作と専用アプリでの管理のご紹介~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。

前回は、Desk Cameraの概要紹介と箱開けまでをご紹介させていただきました。今回は、前回引き続いてDesk Cameraの紹介の中から、Desk Cameraの基本的な操作と専用アプリについて紹介させていただきます。最後までぜひご覧ください。


Webex Desk Camera の基本的な操作と管理

前回ご紹介をさせていただきましたが、Desk Cameraは挿してすぐ使えるWebカメラ・マイク製品となっています。その為、基本的にご利用のWeb会議サービスの中で、Desk Cameraへの映像や音声の切り替え程度の操作となります。なお、データシートに記載があるサポート製品は、以下の通りになっており、3rdパーティ製品のMicrosoft TeamsやZoomにもしっかり対応していることが分かります。
3rd Party Applications
Compatible with all popular meeting or video applications (including Microsoft Teams, Skype for Business, Zoom, Google Meet and Google Hangouts, BlueJeans, Slack, FaceTime, etc.)

ちなみに、Cisco Webex Meetingsで使用する場合には、下記のようにDesk Cameraへ映像・音声の切り替えが可能です。

基本的な管理については、WebexアプリでDesk Cameraを使用しますと、Control Hubのデバイスから簡易的に利用状況の可視化が可能となります。
こちらの管理にControl Hubへの事前登録作業は必要なく、Webexアプリで端末を使用したタイミングで、クラウドとステータス情報のやり取りが行われる仕様です。現在のところControl Hubで出来るのは、所有者やアクティブステータスといった簡易的な情報の確認のみとなっており、Control HubからDesk Cameraの設定変更や操作等はできません。将来的には、フロアマップと連携した会議スペース単位の利用状況の可視化等ができるようになるようですので、今後のアップデートに期待しましょう。

Webex Desk Camera の専用管理アプリについて

さて、ここからが本題です。Control HubでDesk Cameraの設定変更ができないとなると、どこからDesk Cameraの設定をすればいいのでしょうか?Desk Cameraが他のWebexデバイスと大きく異なる点の一つに「Desk Camera App」という専用のアプリケーションを使用して端末の設定や操作を行うという特徴があります。「Desk Camera App」はPCのローカルで動作し、カメラ調整や録音、キャプチャといった操作が可能になっております。「Desk Camera App」の入手先ですが、「Cisco Accessory Hub」と呼ばれる下記サイトからインストールが可能となっています。
Cisco Accessory Hubhttps://upgrade.cisco.com/accessories

「Cisco Accessory Hub」では、専用アプリケーションのインストール以外にも、対象端末のファームウェアのアップグレードも可能となっており、Webex周辺機器の管理ポータルサイトのような位置づけになっているようです。(最近できたものと思われます)
それでは、「Desk Camera App」をPCにインストールしてみましょう。インストールには、ダウンロードした「cameraAppWin64.exe」を展開します。
Windowsですと、Microsoft Defender SmartScreenで認識されないアプリと識別されるようです。詳細情報を確認し、アプリを実行します。
セットアップウィザードが展開されましたら、ライセンス契約書を確認し、「Desk Camera App」をインストールします。
インストールは2分程で完了しました。
では、さっそく「Desk Camera App」を実行してみましょう。
こちらが「Desk Camera App」になります。まずしっかりと日本語に対応しているところが好印象です。「Desk Camera App」は複数言語に対応しており、OSの言語を確認して自動調整をしてくれているようです。ホーム画面では、実際に映る映像や音声を確認しながら設定を変更することができます。Desk Camera Appに映っている映像は仕様上、多少動きにラグがありますが、実利用ではキレイに動きます。まずは静止時映像での見栄えを確認・調整する目的でアプリは利用しましょう。
基本設定では、「解像度」「フレームレート」「視野角」「輝度」などの変更が可能となっており、カメラのミラーリングやデジタルズーム、方向調整も可能となっています。
詳細設定では、「オートフォーカス」「自動ホワイトバランス」「コントラスト」「シャープネス」「手動アンチフリッカー」の設定が可能になっています。またこちらの画面から、デフォルトでフォーカスやホワイトバランスの自動調整が有効になっていることがお分かりいただけるかと思います。

その他にもいくつかボタンがあり、ログの収集や録音、スナップショットなども可能です。本当にいろいろな設定・操作ができそうです!こんなに設定ができるWebカメラは今時なかなか無いのではないでしょうか?まさに性能の高さが分かる管理性になっていると思います。

あまりにもいろいろな設定・操作ができる為、今回だけでは設定方法や操作感をご紹介しきれません。今回はここまでとさせていただき、次回応用編として「設定変更で実際どのくらいの調整が可能なのか」「Webexデバイスと比較して品質はどうなのか」についてご紹介をさせていただければと思います。

Desk Cameraの紹介については、シスコ公式からyoutube動画も公開されておりますので、こちらもぜひご参考にしていただければと思います。
・4K Webカメラ 『Webex Desk Camera』 オススメポイントと使い方
https://www.youtube.com/watch?v=UvFmyj9c_z0

最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。


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