Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第51回 「Cisco Webex サービスのステータスstatus.webex.comを活用しよう!~障害情報とアップグレード情報の確認方法~」
こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。
Webexご利用中に挙動がおかしくなった場合、まず疑うべきは社内のネットワーク環境やお使いの端末のステータスかと思います。この辺りはControl Hubよりご確認いただけることを以前にご紹介させていただきました。では、社内で問題が見当たらなかった場合はどうしたらいいでしょうか?そこで次に疑うべきはクラウド側の状態です。今回は、Webexのクラウド側で障害が発生した場合のステータス確認方法をご紹介させていただきます。最後まで是非ご覧ください。
Webexの挙動がおかしくなり、社内で問題が見当たらなかった場合、疑うべきはクラウド側のステータスになります。では、クラウド上で発生した障害はどのように確認したらいいのでしょうか?
そんなとき確認いただきたいサイトが「status.webex.com」になります。「status.webex.com」ではWebex サービスのステータスの更新情報、 最新の障害、過去90日間の障害履歴、またメンテナンスとアップグレードのスケジュール情報を確認することができます。こちらのサイトへのアクセスにCisco.comやWebexのアカウントを持っている必要はございませんので、いつでもどなたからでもWebexサービスのステータスをご確認いただけます。
では早速アクセスしてみましょう。トップページは次のような画面になります。
このように、「status.webex.com」ではWebexの全てのサービスのステータスを確認していただけます。緑色でOperationalと表示されていれば、そのサービスは現在問題なく稼働しています。もし障害が発生している場合、黄色や赤色でその状態に合わせてメッセージが表示されます。
もし障害が発生している場合は、こちらのページの下部にその詳細情報が表示されるようになります。また最新の障害情報や過去の障害履歴を確認したい場合、「Incident History」からご確認いただけます。こちらも試しにアクセスをしてみます。
アクセスしますと、過去90日間の障害履歴がカレンダーで表示されます。また障害が発生した順にこちらのページ下部に詳細情報が表示されます。具体的には、問題発生の時間や対処方法、解決時間をご確認いただけます。一番最近の障害は、アムステルダムでビデオ送受信の障害が発生していたようですね。
クラウド側で問題が発生し、お客様がサービスを利用できないという状況が発生した場合は、こちらのページが障害証明になりますので、こちらをご確認もしくは、ご案内いただけるとよろしいかと思います。逆に、こちらのページに障害情報が掲載されない場合は、社内での問題となりますので、改めて社内で障害の切り分けを行っていただき、個別にTACにケースをオープンいただくようお願い致します。
ちなみに「status.webex.com」における日本の障害情報だけをピックアップした記事もコミュニティサイトにございますので、こちらも合わせてご活用いだければと思います。
メンテナンスとアップグレード情報の確認
「status.webex.com」では、障害情報だけでなく、サービスのメンテナンスやアップグレードのスケジュールもご確認いただけます。これらの情報を確認する場合は「Maintenance」をクリックします。こちらも試しにアクセスしてみます。
メンテナンスやアップグレードの情報もカレンダー形式でご確認いただけます。メンテナンスはピンク色、アップグレードは緑色で表示されます。メンテナンスやアップグレードは、クラスター(地域)ごとに行われますので、日本でご利用中の皆様が確認すべきクラスターは「Cluster AS」になります。Cluster ASがアジア圏(シンガポール)のクラスターです。
直近のCluster ASのメンテナンス情報を確認してみますと、12/8 13:30~18:30に最新バージョンのWBS40.12がリリースされるようですね。アップグレードが本当に早くて情報発信が追い付きません。。。WBS40.12の情報はまた別の機会にご紹介させていただければと思います。
最新機能がいつから利用できるのかを正確にお知りになりたい場合は、ぜひこちらのサイトをご確認ください。
話は少し戻りまして、障害が発生しケースがオープンとなっている場合、こちらのサイトから障害情報の通知を出すことができます。[登録] ボタンをクリックして次のページのメールアドレスを入力することにより、個々の障害関する更新情報をメールで通知することができます。
また、Webex Teamsで通知を受け取ることも可能です。Webex Teamsで通知を受け取る場合は、「Rss.bot@webex.bot」にメッセージを送信、もしくは通知を受け取りたいスペースに「Rss.bot@webex.bot」を追加します。
この辺りの設定はヘルプサイトに情報掲載されておりますので、詳細情報は下記をご参照ください。
その他の障害確認方法
ここまでクラウド上で障害が発生した場合の基本的な確認方法をご紹介してきました。ここからは、その他の障害確認方法を少しだけご紹介したいと思います。まず、社内で問題が発生した場合、基本的にはControl Hub上で端末やサービス状況をご確認いただけます。Control Hubでのトラブルシューティングに関しては、ブログ27話に記載しておりますので、ぜひこちらをご参照ください。
・Collaboration 第27回 「Cisco Webex Control Hub とは? ~かなり凄い!? トラブルシューティングツール編~」
その他、障害情報として「status.webex.com」に載っていないものの上手くサービスが利用できない場合、未解決のバグとしてヘルプサイトに掲載されている場合があります。
・最新の Webex Meetings 更新の未解決バグと解決済みバグ
上記サイトに掲載されている挙動については、すぐに解決される事象ではない為、改善状況の確認や回避方法のご相談はTACに直接ご連絡いただければと思います。
その他、よくある質問情報やSR(サービスリクエスト)情報は、コミュニティサイトにさまざまな情報が掲載されています。ヘルプサイトで解決できない問題が発生した場合には、下記サイトをご確認いただくと解決策が見つかる場合があります。
・よくある質問 (FAQ) - Cisco Webex Meetings テクニカルサポート
・コラボレーション SR コレクション
私の場合は、現状「Control Hubを確認」→「ヘルプサイトを確認」→「コミュニティサイトを確認」でほとんどの問題が解決できています。それでも問題が解決できない場合は、メーカーに確認いただくしかないですね。下記サイトをご確認うえ、メーカーに問い合わせしましょう。
・Cisco クラウドコラボレーション製品の技術的な問合せ窓口
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。
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