Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第40回 「新製品 Cisco Webex Room USB 触ってみた~基本的な使い方~」
こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。
前回は、Room USBの同梱品と初期セットアップについてご紹介させていただきました。今回はRoom USBの活用方法についてご紹介したいと思います。「Room USB」は、Room Kit Miniの軽量版となりますので、Room Kit Miniでも同様の活用ができるかと思います。ぜひ最後までご覧ください。
Room USBの基本的な使い方
「Room USB」は、Room Kit Miniの軽量版として発売される外付けのUSBカメラ/マイク/スピーカーです。Room USBにはUSB-Cのインターフェースが搭載されておりますので、同梱されてくる「USB-C to USB-Aケーブル」を利用し、PCの外付けカメラ/マイク/スピーカーとしての利用が可能です。
「Room USB」は、Room Kit Miniの軽量版として発売される外付けのUSBカメラ/マイク/スピーカーです。Room USBにはUSB-Cのインターフェースが搭載されておりますので、同梱されてくる「USB-C to USB-Aケーブル」を利用し、PCの外付けカメラ/マイク/スピーカーとしての利用が可能です。
例として、Webex Meetingsでの会議でRoom USBを利用する場合の手順を確認してみます。まずPCとRoom USBを繋ぎ、Webexデスクトップアプリから会議を開始します。会議開始前に、カメラやマイク/スピーカーの設定をプレビュー画面から行うことができます。こちらで、「Room USB」を選択し、ミーティングを開始します。
すでに会議を開始した状態から、カメラ/マイク/スピーカーをRoom USBに切り替える場合は、「その他オプション」>「スピーカー、マイク、カメラ」から設定を変更することが可能です。
手順はこれだけですが、Room USBを利用することで、PCで参加していながら、高品質な映像と音声を相手に届けることが可能となります。特に、PC内蔵のカメラでは画角が狭いため、空間全体を映すことができません。Room USBのカメラであれば、画角が120°と広いため、空間全体を映すことが可能です。
ボリューム調整やミュートは、PCからだけでなく、Room USBのリモコンからも行うことが可能です。一点注意が必要なのはPCとRoom USBで同期が取れているわけではないので、例えば、ボリュームを最大にしたい場合は、PCとRoom USBの両方でボリュームを最大にする必要があります。
他メーカーの製品ですと、外付けのカメラとマイク/スピーカーを1つのインターフェースで実現することが難しく、また接続も複雑となりやすいかと思いますが、Room USBであればケーブル1本繋ぐだけでOKなので便利です。
また、使い方というわけではないのですが、Room USBはRoom Kit Miniへアップグレードすることが可能です。Room Kit Miniへアップグレードすることで、会議室にPCを持ちこむ必要が無くなります。なおアップグレードには、ライセンスアップグレードキーとTouch 10が含まれたアップグレードキットを追加で購入いただく必要がございますが、現時点(2020年6月23日)では、アップグレードキットはリリースされておりませんのでご注意ください。
ここまでが基本的な使い方となります。次はWebexデバイスならではの使い方である「ワイヤレス画面共有&デジタルサイネージ」のご紹介になります。
Room USBは他Webexデバイスと同様にControl Hubに登録して利用しますので、プロキシミティを利用したワイヤレスな画面共有が可能となっております。
ケーブルレスで会議室のディスプレイにPCの画面を映すことができますので、会議の進行がよりスムーズになるかと思います。
プロキシミティにつきましては、第18話「簡単ワイヤレスのコンテンツ共有!Cisco Webex Room Kitではプロキシミティを活用しよう!」で詳しく紹介しておりますので、こちらも合わせてご覧いただけますと幸いです。
また、最近アップデートされた機能として、Webexデバイスを「デジタルサイネージ」として利用することも可能です。
デジタルサイネージとは、映像による電子看板・掲示板のことで、私たちの身の回りには、すでに多くの場所で様々なディスプレイに広告や看板が出ています。Webex デバイスはインターネットに接続して利用するので、デバイスを使っていないときに、デジタルサイネージとしてディスプレイにウェブサイト等を表示させることが可能です。
ですので、例えば、コミュニケーションスペースにRoom USBを設置しておけば、利用していないディスプレイ(Room USB)に、会社のホームページを映しておいたり、来客用に広告を表示しておいたり、Webexの簡易マニュアルを表示させておいたり、といった使い方が可能です。
今回はRoom USBの使い方についてご紹介させていただきました。USBケーブル1本で、高品質なカメラ/マイク/スピーカーを使えるのはとても便利かと思います。また、単なる外付けのUSBカメラ/マイク/スピーカーという使い方以外にも、ワイヤレス画面共有やデジタルサイネージといった使い方も可能となっています。
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。
カタログDL等、iDATEN(韋駄天)ログインが必要なコンテンツがございます。
必要に応じて、ログインしてご利用ください。
iDATEN(韋駄天)のご利用に関してご不明点があるお客様は
をお読みください。Ciscoの記事
- Collaboration 第145回 「会議参加者リストのアイデンティティラベル機能 ~「未確認」「検証されていない」と表示される場合の対策 ~ 」
- Collaboration 第144回 「【重要】サポート終了シスコビデオデバイスに対するクラウドサービス接続について」
- Collaboration 第143回 「新製品!天井吊り外付けマイク Cisco Ceiling Microphone Proのご紹介」
- Security 第78回「Cisco Secure Endpoint ダッシュボードからのアンインストールについて」
- Meraki 第151回「Cisco Secure Connect紹介マンガのリリースについて」
- Collaboration 第142回 「超便利!Cisco Webex 会議端末設計ツール Workspace Designer のご紹介」