AWS 第44回『AWS Summit Japan 2026へ行ってきました! Part1』

こんにちは、DIS AWS推進チームです。

6月25日・26日に開催された「AWS Summit Japan 2026」に参加してきました。
会場では、最新ソリューションの展示や多彩なセッション、開発者と直接話せるブースなど、AWSの“今”を体感できるコンテンツが盛りだくさんでした。
今回は、AWS Summit Japan 2026の参加レポートを「技術者目線」と「営業目線」の2本立てでお届けします。本コラムでは技術者目線でご紹介します。

なお、今回のコラムでは基調講演やセッションの内容まとめではなく、あくまで現地で体験したことや感じたことを中心にご紹介します。

AWS Summit Japan 2026会場入り口の写真

入場まで

筆者は2日目の6月26日(金)に参加しました。当日はあいにくの雨でしたが、会場前にはすでに行列ができており、イベントへの注目度の高さを感じました。
(初日はさらに混雑していたようで、開場時刻の8:30に現地へ到着した方でも、入場まで50分ほどかかったそうです…)

チェックインを済ませて入場すると、想像以上に広い会場が目の前に広がっていました。写真に写っているのはほんの一部で、1日ですべてを回り切るのは難しいほどのボリュームです。入場後は朝食を受け取り、まずはスペシャルセッションを聴講しました。

入場後に見えた会場の写真

印象に残ったブース

ここからは、筆者が各エリアで特に気になったブースをピックアップしてご紹介します。 まず初めにAWSの最新ソリューションやAWSのソリューションアーキテクトとの相談ができるAWS Villageエリアのブースからご紹介します。

AWS Village:AWSの最新ソリューションを体験

[A133]AIで加速するアプリケーションセキュリティ - KiroとAWS Security Agentによる脅威モデリングとペネトレーションテスト

最初に紹介するのは、AWSが提供するIDE「Kiro」と、昨年のre:Inventで発表されたAWS Security Agentを組み合わせた、ソフトウェア開発ライフサイクルの展示ブースです。
AWS Security Agent自体は発表からとても気になっていたのですが、実際に触れる機会も無く、個人的には、まだあくまで補助ツールとして使用するものであり、本番運用するには今まで通り人間の力が必要なのでないか?と正直疑っていました。

ところが、実機の画面を見て、この疑念は一切なくなりました。デモでは、ペネトレーションテストの結果レポートに、単なる脆弱性の一覧だけでなく、AWS Security Agent自身が脆弱性を突いた攻撃を実行し、攻撃が成立した際の根拠・再現に必要な情報までレポートにまとめられていました。脆弱性を“評価する”だけでなく、攻撃結果まで踏まえてレポート化している点が非常に印象的でした。

レビューや検証はAIエージェントが行い、最終的な判断は人間が行う。こうしたAI駆動の開発ライフサイクルは、今後ますます身近になっていくのではないかと感じました。

A133 ブースの写真 ソフトウェア開発ライフサイクルの図

[A129]AWS for VMware - AWSで実現するVMwareワークロードの移行とハイブリットクラウドサービス

続いては、VMwareワークロードの移行やハイブリッドクラウドサービスに関する相談ができるブースです。移行を担当されているAWSのソリューションアーキテクトの方々へ今回は「自分が移行プロジェクトを推進する立場だったら、どのように課題を整理するか」という観点で話を伺いました。

A129 ブースの写真 AWS移行パスの図

移行にあたってよく挙がる不安は、やはり移行方法と従量課金によるコスト面とのことでした。
特に、既存システムの構成やサーバー間の依存関係が十分に文書化されていないケースでは、移行対象の整理や移行計画の策定などの「どうやるか」が課題になります。
この点については、AWS Transform for VMwareを活用することで、ワークロードの依存関係やネットワーク構成までエージェントで分析できるとの説明がありました。

ライセンスコストの増加やオンプレミス機器の納期長期化などを背景にクラウドへの移行ニーズは今後さらに高まっていくと考えられます。その中で、AIエージェントを活用して移行を加速するアプローチは、有力な選択肢になっていくのではないかと感じました。

とはいえ、クラウドの利用は従量課金なので「結局、コストがいくらになるかわからない」という不安もあるかと思います。
こうしたお悩みがある方はぜひDISまでご相談ください!移行に関するコスト評価や構築のサービスまで取り揃えております。
詳しくは下記URLからサービスの詳細をご覧ください。

AWS for Industries Zone:業界別ソリューションを体験

[A038]AI書類審査ソリューション RAPID - 生成AIを利用した書類審査をご体験いただけるブースです!

次にご紹介するのは、パブリックセクター向けに展示されていたオープンソースソリューション「RAPID」のブースです。生成AIを活用して、書類審査を効率化する仕組みを体験できました。

A038 ブースの写真 RAPIDのデモ画面

書類の審査をAIが行うソリューションで、現在開発を行っている方から説明していただきました。こちらのソフトウェアの開発にも前述したAWS Security Agentを使用してコードレビューや脆弱性の確認を行っており、なんとほぼ一人で開発をしているそうです。

膨大な審査件数に対して、人手だけでチェックを続けるにはどうしても限界があります。RAPIDでは、たとえば緯度・経度を計算するMCPツールと連携して書類上の移動距離を確認したり、現在日付をMCPツールで取得して申請日の不備をチェックしたりできます。
オープンソースとして公開されているため、RAPIDをカスタマイズして自社向けにチューニングして使用することも可能です。実際に国土交通省住宅局では、RAPIDを活用し、日本建築防災協会が提供する「建築確認申請図書作成支援サービス」の開発を支援しています。

事例詳細は下記URLからご覧ください。

AWS Builders’ Fair:開発者に直接聞ける展示エリア

[A088]ペン字見ます! AI Agent先生の辛口査定

最後にご紹介するのは、AWS Builders’ Fairのブースです。このエリアでは、AWSサービスを使って開発されたアプリケーションについて、実装方法や設計の工夫を開発者の方に直接聞くことができます。

A088 ブースの写真

ブースの写真の通り、全体的にエンタメ性の高い展示が多く、他にも大喜利判定エージェントやカラオケ採点のAIブースなど、思わず足を止めたくなる内容が並んでいました。

こちらのブースでは画像を解析し、ペンで書いた文字の綺麗さを判定するというアプリでした。
このアプリケーションは、タイプの異なる3人の先生エージェントと、それらの評価をまとめる主任の先生エージェントで構成されています。実際に私のペン字も判定していただきました。

AI先生の紹介

結果はB…(まあまあ上手な方らしいです。)

筆者のペン字の判定

画面のとおり、3人の先生が1文字ずつ評価し、その結果を主任の先生がまとめあげて最終的な評価が出されます。
判定ワークフローや結果の保存先、エージェント間の連携方法などもその場で質問でき、開発者から直接回答をいただけたのが非常に有意義でした。こうしたやり取りは、現地参加ならではの醍醐味だと思います。

まとめ

今回のAWS Summit Japanに参加してみて、「AIに相談する」から「AIに業務を任せる」というステージに進んできていることを改めて実感しました。
特にAI×AWSマネージドサービスを活用した展示が多く、できる限りインフラの管理や定型的な作業の負荷はAWSマネージドサービスで抑え、より価値の高い開発に専念できるというクラウドならではの強みを活かした活用方法の重要性がますます高まっています。
このように、AWS Summit Japanは最新技術に触れるだけでなく、実際にAWSのソリューションアーキテクトの方々から直接話を聞ける貴重な機会でもあり、クラウドとAIの活用動向を肌で感じられる場でもあります。ご興味のある方は、ぜひ次回のAWS Summit Japan 2027にも参加してみてはいかがでしょうか。

DISでも、AWSの再販・構築・運用支援に加え、協業パートナーとの連携を通じて、お客様のクラウド活用や生成AI活用をご支援しています。
気になったら担当営業までお問合せください!


最後までお読みくださりありがとうございました。

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