Microsoft 365との高い親和性で
資料準備から発表まで貢献
Microsoft Surface
日本マイクロソフト
コロナ禍の影響で、Web会議アプリを利用したオンラインでのプレゼンテーションが定着したのは言うまでもない。
さらに現在はハイブリッドワークの定着で、勤務場所が多様化している。こうした中で快適にプレゼンテーションを行うには、どの場所から使用してもクリアな音声や映像が届けられるコラボレーションの性能が重要だ。
また、従業員がバラバラの場所でノートPCを使うので、セキュリティも優れているものを採用したい。
そこで活用したいのが、マイクロソフトが提供するPC「Microsoft Surface」シリーズだ。
外出先からでも快適に使用
Microsoft Surfaceシリーズは、2in1タイプでは13インチの「Surface Pro 9」、13インチの「Surface Pro 8 LTE Advanced」、10.5インチの「Surface Go 4」、同じく10.5インチの「Surface Go 3」をそろえ、クラムシェルタイプでは13.5インチモデルと15インチモデルをラインアップする「Surface Laptop 5」、14.4インチの「Surface Laptop Studio 2」、12.4インチの「Surface Laptop Go 3」を用意する。
Surface Pro 9には5G対応のモデル「Surface Pro 9 with 5G」、Surface Go 3にはLTE対応モデルの「Surface Go 3 LTE Advanced」があり、Surface Pro 8 LTE AdvancedはLTE対応モデルのため、Wi-Fi環境のない外出先でもオンラインのプレゼンテーションが行える。
Surface Pro 9 with 5GやSurface Go 3 LTE Advanced、Surface Pro 8 LTE Advancedがあれば、スマートにプレゼンテーションを開始できるのだ。オフィス勤務よりリモートワークの方が多いユーザーや、出張の多いユーザーは、Surface Pro 9 with5G、Surface Go 3 LTE Advanced、Surface Pro 8 LTE Advancedを選ぶと良いだろう。
Microsoft 365との相性が抜群
プレゼンテーションの投映資料の作成はもちろん、配布資料を作成する際やプレゼンテーションを行う際にも、Microsoft 365は頻繁に使用する。Microsoft Surfaceシリーズは、プレゼンテーションに欠かせないMicrosoft 365と高い親和性を発揮する五つの特長がある。
一つ目は生産性だ。Microsoft Surfaceシリーズのモニターはアスペクト比が3:2で、16:9のノートPCより大きな表示領域を実現している。WordやExcelを使用する際、一度に多くの情報を閲覧可能だ。より多くのデータを確認しながら作業でき、生産性の向上に貢献する。4,096段階の筆圧検知に対応する「Surface ペン」を使用し、Microsoft 365やオンラインホワイトボードアプリ「Microsoft Whiteboard」に書き込みを行えば、直感的で効率的な作業が可能になる。発言だけでなく、意見をMicrosoft Whiteboardに書き込みながら会議を行うことで、アイデアをより活発に出し合える環境を作れるのだ。Surface ペンはペンの傾きを検知する「傾き検知」機能も備えており、紙に書くような感覚でモニターに文字などを書き込める。また、PowerPointで作成した資料にSurface ペンで注釈や注目ポイントを書き込むこともできる。ポイントとなる文言を丸で囲んだり、強調したい箇所に波線を引いたりなど、発表しながら資料に書き込みをすることで、効果的なプレゼンテーションの実施にもつながっていく。
二つ目はコラボレーションだ。コラボレーションにおいても、Microsoft Whiteboard が役立つ。Microsoft Whiteboard は、Teamsで会議を行いながら使用が可能だ。会話を行いながら共同でホワイトボードを使えるので、Web会議でも実際に会っているような感覚で作業が行える。Microsoft Whiteboard内ではペンの色や太さを変更したり、画像を挿入したりできるので、言葉だけでは伝わりにくい情報を視覚的に伝えられるのだ。
複数人でプレゼンテーションを準備する際のブレインストーミングや、より良い資料を作るための話し合いで使える。もちろん、ハードウェア面でもコラボレーションに貢献する特長を備えている。Microsoft Surface シリーズにはノイズを抑制する「スタジオマイク」、明るさ自動調整カメラ、臨場感を出すスピーカーが搭載されている。クリアな音声をプレゼン相手に伝えながら、しっかりと質疑応答の音声を聞き取り、きちんと表情が分かる映像でプレゼンテーションが行えるのだ。
スタジオマイクは、Teamsのノイズ抑制機能と併せて使用すれば、さらに聞き取りやすい音声をプレゼン相手に届けられる。
また、Windows 11 を搭載したSurface Laptop Studio 2、Surface Go 4、Surface Laptop Go 3は、Windows 11専用の音声処理機能「Voice Clarity」付きのスタジオマイクを備えている。Voice Clarityは、自分と会議相手の音声を、お互いクリアに聞き取れるようにする機能だ。プレゼンテーション中に複数の参加者が同時に話しても、それぞれの発言内容をしっかりと聞けるようになる。笑いや自信など、細かい声のディティールも明確に伝えられるため、感情を込めたプレゼンテーションが行える。プレゼン相手に納得感を持たせる、説得力のあるプレゼンテーションの実現が可能だ。
高いセキュリティと優れたAI機能
Microsoft 365と高い親和性を発揮する特長の三つ目はセキュリティだ。Microsoft Surfaceシリーズは初期起動状態から規定で保護されており、ハードウェアからクラウドまで一貫したセキュリティ対策を行う「Chip To Cloud」を実現している。ハードウェアレイヤーはセキュリティチップ「TPM 2.0」の搭載やデータ暗号化機能「BitLocker」と生体認証機能「Windows Hello」による保護、ファームウェアレイヤーは組織のファームウェア設定をセキュリティで保護して管理する機能「Microsoft Surface Enterprise Management Mode」(SEMM)などによる保護が行われる。
そしてオペレーティングシステムレイヤーはWindowsの高度なセキュリティ機能による保護、クラウドレイヤーはセキュリティプラットフォーム「Microsoft 365 Defender」やOSのアップグレード/更新を管理する「Windows Update for Business」による保護をはじめとしたセキュリティ対策が行われるのだ。これらの機能によるデバイスの保護で、安全な業務の遂行をサポートする。
四つ目は管理だ。Microsoft Surfaceシリーズは工場出荷時からクラウドベースのWindows自動設定・管理ツール「Windows Autopilot」に対応し、Windows Autopilotの展開に必要なデバイスIDとシリアル番号をひも付けた状態で提供が可能だ。Windows Auto pilotを使えば、マスターイメージの作成・管理・展開をクラウドで自動化でき、PC展開やライフサイクル運用にかかる工数の削減が行える。
加えて、Microsoft Surface シリーズはMicrosoft 365がプリインストールされているため、従業員への展開にかかる時間をさらに短縮できる。
また、エンドポイント管理プラットフォームの「Microsoft Intune」にSurfaceデバイスを登録した顧客は、Microsoft Surfaceシリーズを管理するポータル「Surface Management Portal」を利用可能だ。空き容量をはじめとしたSurfaceデバイスの情報や、保証状況についてなどの効率的な管理が行える。
さらに、デバイスのファームウェアを管理する機能「Device Firmware Configuration Interface」(DFCI)を使用すれば、IT管理者はWindows Autopilotで展開された特定のデバイスに対して、一斉にファームウェアの設定変更に制限をかけられる。1台ずつノートPCのBIOS画面を表示させてBIOSパスワードをかける手間が省け、手軽に従業員全体のデバイスのセキュリティを向上できるのだ。
五つ目はAIだ。AI処理に特化したプロセッサー「Neural Processing Unit」(NPU)搭載のSurface Pro 9 with 5G(Microsoft SQ3採用モデル)や、コンピューターによる画像解析の処理に特化したプロセッサー「Vision Processing Unit」(VPU)搭載のSurface Laptop Studio 2では、AIが映像や音声に効果を適用する「Windows Studio Effects」を使用できる。人物をカメラのフレーム内に収め続ける「カメラの自動フレーム化」や背景のぼかし効果、マイクの音声フォーカスなどを実行し、印象の良いプレゼンテーションを実現可能だ。
また、AIによる生産性向上ツール「Copilot for Microsoft 365」を利用すれば、PowerPoint資料の要約も行える。ページ数が多いプレゼン資料の内容も、手間なく相手に要点を伝えられるのだ。ほかにも、Web 向けAI チャットのCopilot for Microsoft 365では、英文を打ち込めば日本語訳を回答してくれる。
作成したプレゼン資料の要約を素早く英文に直し、海外のパートナー企業や顧客に向けて共有するといったグローバルな展開も可能だ。印象の良い映像や音声を届けられるだけでなく、プレゼン資料の作成段階からユーザーをサポートするMicrosoft Surface シリーズ。
コラボレーションにもセキュリティにも優れているため、勤務場所が多様化するハイブリッドワーク時代のプレゼンテーションにお薦めの製品だ。