韋駄天ニュース
特別企画
GNオーディオジャパン株式会社
“どこでも会議を!”というハイブリッドワークの拡大に伴い、ざわつく会議室や自宅などで発生するノイズへの対策が急務に。
新たな会議環境で真価を発揮するスピーカーマイクとは?
以前は静かな会議室で実施されるケースが多かったWeb会議。しかし現在、その形態は大きく変化し、ざわつく会議室や自宅のリビング、さらに外出先から会議に参加するといったハイブリッドワークが拡大しつつあります。この状況下では、「いかに周辺のノイズを排除し、明瞭な会話を実現できるか」が問われることになります。Jabraが提供するSpeak2シリーズは、ナレッジワーカーが直面するこのような課題を解決する、最新のスピーカーマイク製品です。
従来のスピーカーマイクが抱える課題:
周辺で発生するノイズへの対策
オフィス勤務一辺倒だった時代からコロナ禍でのリモートワークの時期を経て、現在のワークスタイルはさらに多様化しています。決して静かとは言えない環境でWeb会議へ参加するケースが増える中、課題として浮上してきたのは、話者の周辺で発生するノイズへの対策です。
Web会議でよく使用されているスピーカーマイク(スピーカーフォン)の実態について、GNオーディオジャパン エンタープライズ 営業部セールスマネージャー 兼 公共・文教担当の一瀬 康平氏は、「従来のスピーカーマイクは、中央にマイクが1個搭載され、話者の発言を含めた周辺の音を録って相手に送るという仕組みでした。しかし、すべての音を単純に拾ってしまうため、机を叩く音、キーボードのタッチ音、紙をめくる音、空調の音、さらにBGMまでが含まれた音が伝わり、話者の声が聞き取り難くなるケースも少なくありませんでした」と指摘します。
ハイブリッドワークがあたり前となる中、さまざまな場所で働くナレッジワーカーの間で、正確かつスムーズなコミュニケーションを実現するためには、各種のノイズを解消し、明瞭な会話を可能にするための施策が不可欠となっているのです。
Jabra Speak2の特徴:話者の声だけを
選別して送信することで明瞭な会話を実現
GNオーディオが提供するJabraブランド製品の中では、特にヘッドセットの認知度が高くなっていますが、これらの製品では、すでに話者の周辺で発生するノイズへの対策が実現されています。また一方で、Jabraはスピーカーマイクについても多くの導入実績を誇り、初期の製品であるSpeak510は、全世界で500万台以上採用されています。このような状況を踏まえ、Jabraではヘッドセットで培われたノイズ対策のための機能が搭載された最新のスピーカーマイクであるSpeak2シリーズを開発。世界に先駆け2023年5月に日本で発表し、提供を開始しました。
Jabara Speak2シリーズには、ノイズ対策を含めさまざまな機能が搭載されていますが、その中からくつかの特徴的な機能をご紹介します。
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ビームフォーミングJabraクリアボイスマイク
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フルデュプレックスオーディオ
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ボイスノーマライゼーション(音声レベル正規化)
クリアボイスマイク:Speak2は、最新のノイズキャンセリング機能を備えた“ビームフォーミングJabraクリアボイスマイク”により、高品質な会話を実現します。「従来のスピーカーマイクには1個のマイクが搭載されているだけですが、Speak2は4個のクリアボイスマイクを搭載し、周辺の音をこれらのマイクですべて収音して、それぞれの音にタグ付けを行います。これは机を叩く音、これは隣の人の声、これは犬の鳴き声で、これがヘッドセットを装着している話者の声といった形に分類した上で、話者の声のみを相手へ送ることで圧倒的にクリアな会話を実現します」と一瀬氏は説明します。また、ハンドマイクを向け、近づくようなイメージで話者に焦点をあてることもできます。「ビームフォーミングでは、4個のマイクでどこからの音なのかを判別し、人の声だけを相手に送ることができます。最初少し遠くで話しているように聞こえていた声が、すぐにマイクに近づいたように明瞭に受け手側に伝わるのです」(一瀬氏)。
フルデュプレックス:以前のスピーカーマイクでは、相手が話している際にこちらから話すことができず、2人以上が同時に発話すると分断される状況が発生しました。Speak2では、フルデュプレックスオーディオ技術(双方向会話技術)により、2人以上の話し手が同時に発話しても途切れることがないので、対面で話しているかのような自然な会話が可能となります。
ボイスノーマライゼーション:Speak2では最先端の音声レベル正規化テクノロジーを採用しており、全員の声が同じ音量に自動調整されるため、小さい人の声も、大きい人の声も音量をコントロールする必要なく、誰もが自由に話を進めることができます。
Jabra Speak2の製品ラインアップ:
用途に応じた3つのモデルを提供
Speak2では用途や必要な機能に応じて選択できる次の3つのモデルを提供しています。
各モデルの特徴について一瀬氏は、「Speak2 75が最も多くの機能を搭載した最上位モデルになりますが、Speak2 55とSpeak2 40は、1点を除いて同一となります。唯一の違いはBluetoothチップとバッテリー搭載の有無で、55は有線でも無線でも利用できますが、40はUSBによる有線接続のみでバッテリーも搭載されていません。無線接続が必要かどうかで選択モデルを判断できます」と話します。
Speak2 75には、リバーブの除去やスーパーワイドバンドオーディオなどより高度な機能が搭載されており、バッテリーの持続時間も32時間となっています。一瀬氏は有効な機能として、“マイク品質インジケーター”をあげます。「通常、スピーカーマイクでは、自分の声がちゃんと拾われているかの判断はできませんが、Speak2 75では、筐体にあるリング状のインジケーターで声の聞こえ方を可視化できます。正確に音が拾えている場合には緑色が表示され、音が小さくなるなど収音状態が悪くなるに従い、オレンジ色、赤とカラーが変化します。さらにリングのどの部分が変化しているかで、どこからの音を拾っているかも視覚化されます」。
多くの新機能が搭載され、より使いやすくなったスピーカーマイク、Speak2シリーズ。ノイズに頭を痛める必要のない、より対面に近い形での会議の実現に貢献するこの製品は、以前の製品と同程度の価格で提供されるため、よりコストパフォーマンスに優れたものとなっています。
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