韋駄天ニュース
特別企画
GNオーディオジャパン株式会社
パンデミック後のオフィス勤務復活を背景に
Web会議を支える“ビデオバー”に大きな注目が。
高まる要求に的確に応えるJabraのビデオバーとは?
昨今Web会議の在り方を見直している企業が多く見受けられるようになり、「ビデオバー」への関心が高まってきているようです。カメラ、マイク、スピーカーが搭載された一体型のWeb会議用デバイスであるビデオバーは、多数の製品がせめぎ合う“レッドオーシャン”とも表現できるマーケットの状況から見ても、注目の製品カテゴリーなっています。今回はこのビデオバー利用拡大の背景や、Jabraが提供するビデオバー「PanaCast 50」の提供機能、特徴、さらに優位性について、GNオーディオジャパンの営業担当、技術担当のお二人に話をうかがいました。
ビデオバー利用拡大の背景
コロナ禍が過ぎ“高機能”かつ“手軽さ”が
求められるように
ビデオバーについて、GNオーディオジャパン エンタープライズ 営業部セールスマネージャー 兼 公共・文教担当の一瀬 康平氏は、「ビデオバーが登場したのは、7~8年前だったと記憶しています。当時は安価な単独デバイス(カメラ、マイク、スピーカー、それぞれ別の製品)が主流だったため、特に大きく注目されることはありませんでしたが、その後一気に導入が進んだのは、新型コロナ感染症拡大の影響だったと思います」と回想します。
“大掛かりな”会議システムから個人向け会議デバイスへ
「コロナ禍以前の会議システムは、専用デバイス、専用回線などを使用した大掛かりなもので、ほとんどが会議室間でのコミュニケーションに特化していました。コロナ蔓延により社員が出社できなくなると、これらの会議システムを取り外す企業が増えました。背景には高額な保守費用などもありましたが、そもそも使用頻度が減ったことが原因だと思います」(一瀬氏)。この時期、自宅からリモートで会議に参加する形態が広がり、個人向けのWeb会議用デバイスの活用が拡大。USBケーブル1本をつなげば、すぐ利用できる状況があたり前になってきました。
オフィス勤務再開でより使い易く高機能なビデオバーに注目が
その後、再びオフィスでWeb会議を行う機会が増えると、個人向けではなく専用のWeb会議デバイスを求める声があがります。当時の状況についてGNオーディオジャパン ビデオソリューションエンジニアの清水 映雄氏は、「参加者が会議室に自分のノートパソコンを持ち込み、Web会議に使用するようになると、全員の声が聞こえない、顔が見えないなどの不満が出て、より高機能なシステムが求められるようになりました。こんな状況の中、会議室内の参加者の声や映像を確実に拾うことが可能で、さらに個人で使用するUSBデバイスの延長と言えるほどの手軽さで活用できるビデオバーに注目が集まったのだと考えています」と話します。
ビデオバー市場へのJabraの参入製品
Jabra PanaCast 50シリーズ
このようなビデオバーに対するマーケットの要求に応える形で、GNオーディオでもJabraブランドのWeb会議用製品の1つとしてJabra PanaCast 50シリーズの提供を開始しました。
高品質なヘッドセットやスピーカーフォンで広く認知されているJabraですが、遠隔コミュニケーションの基本的な要素である“音”と“映像”の内、以前は前者の“音”しか提供することができませんでした。
「ハイブリッドワークが日常となる中、遠隔コミュニケーションでも相手の“顔”や“表情”が伝わることが重要になって来た状況を踏まえ、2019年に映像機器の企業を買収し、新たな製品ラインアップであるJabra PanaCast 50シリーズの提供を開始しました」(一瀬氏)。
会議室設置型のWeb会議システムにも対応するPanaCast 50シリーズ
PanaCast 50シリーズでは、BYOD、Room System、VBSの3つの製品を提供しています(それぞれの概要については、以下の表をご覧ください)。
清水氏は、(PanaCast 50製品ではなく)一般論としてのBYOD、会議システムについて触れ、「BYODはUSBケーブルをユーザーのPCに差し込むだけで簡単に使えるというメリットがありますが、繰り返されるUSBの抜き差しによってケーブルが破損するケースや、PC側でUSBデバイスを認識せず、すぐに使えないという状況が発生する可能性があります。一方、すべてが会議室内に揃っている会議システムの場合には、これらの問題が発生しないため、部屋に入って即座に会議がスタートできるというメリットがあります。もちろんそれぞれメリットがあり、利用目的や導入環境に応じて選択することが重要です」と話します。
とは言いつつも、多くの企業で会議室の予約が過密になっている現在、ダウンタイムが発生せず、予約した時間をフルに会議の時間に割り当てられる、会議システムのメリットは大きく、またMicrosoftやZoom社のRoom Systemに対するアプローチを考えれば、Web会議用デバイスの市場に参入したJabraにとって、会議システム対応は必要不可欠な要件であったと清水氏は指摘します。
PanaCast 50ならではの提供機能とその優位性
様々なビデオバー製品が提供される中、一瀬氏は、「スペックで見た場合、現在販売されているビデオバー製品と呼ばれるWeb会議デバイスは、“ほとんど同等の機能を提供している”と言っても過言ではないでしょう。しかし、後発製品には独自の特徴的な機能があり、PanaCast 50についても、他社製品と差別化を図れる優位性があります」と強調します。ここでは、PanaCast 50ならではの3つの主要な機能を挙げ、その優位性について説明します。
優位性1:会議室のスペースを有効活用できる180°の視野角
一般的なWeb会議用カメラの視野角は120°以下ですが、PanaCast 50では180°となっています。
「他社製品では不可能な、壁に配置されたモニターの真横まで映すことができるため、会議室のスペースの有効活用が可能となります」(一瀬氏)。なお、PanaCast 50は、小・中規模の会議室(横4.5m、縦6m)に最適化されており、これは最も需要の多い会議室のサイズです(大会議室はカバーしておりません)。
優位性2:物理的なホワイトボードの使用が可能
「Web会議中にホワイトボードに書いた内容を見せたいというニーズがありますが、他社のビデオバーでは別途コンテンツ用カメラを購入する必要があります。PanaCast 50では3つのカメラの内の1つをコンテンツカメラとして設定し、あらかじめホワイトボードの位置を登録しておくことで、会議中に表示することが可能です」(一瀬氏)。
優位性3:高画質・高音質で臨場感のあるWeb会議を実現
高画質で180°の視野角のカメラに加え、8個のビームフォーミングマイク、さらに話者に焦点をあてたり、室内全体のビューをコントロールしたりする各種機能(バーチャルディレクター、ダイナミックコンポジション、インテリジェントズーム)によって、会議室の参加者だけでなく、リモート参加者にも会議の臨場感が十分伝わる、質の高いWeb会議を実現できます。
「ビデオバー利用拡大の背景、Jabraが提供するPanaCast 50、そしてその優位性について見てきましたが、最も重要なのは、お客様が実際に利用する会議室の実態や要件に合致した形でのビデオバー導入を検討することです。
Web会議システム(ビデオバーを含む)の導入にあたり、課題や疑問をお持ちのお客様は、お声がけ頂ければ、私とエンジニアの清水で連携しながら、お客様に最適なソリューションをご提案し、さらに販売店様と協業する形でお客様の課題を解決します。」と一瀬氏はコメントした。
最後に清水氏は、「機能面では拮抗する各種ビデオバーの中から製品をお選び頂く際、やはりこれまでにJabraが提供してきたヘッドセットなどにおける圧倒的な音質の良さが、1つの特長になると思っています。ヘッドセット・スピーカーフォンをすでにご使用いただいている方々にも、映像と音声をお届けするWeb会議システムにおいても、同等の導入効果を感じてもらえるのではないかと信じています」と話し、今回のインタビューを締めくくった。
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PanaCast 50 シリーズの導入運用を支援する設置・設定サービスも提供しています。
■Jabra PanaCast 50、RS、VBS設置サービス
Jabraのパートナー様企業によって提供されるサービスです。「本設置サービスには、設置と設定が含まれております。設置は、配線からはじまり、台への設置やウォールマウントの取り付けなどの作業を行います。設定は、お客様側で分からない、対応するリソースが割けないという場合に、初期設定やアップデート作業を代行して行うものです。
■Jabra PanaCast 50シリーズの延長保証サービス
Warranty+は、Jabraのビデオ製品をより長く使って頂くための延長保証サービスです。VBSを含む以下の3つのPanaCastシリーズ製品を対象に、最長で5年まで保証を延長することができます。
※延長保証サービスは、該当するJabra製品購入時にのみ購入が可能で、後からの追加することはできません。
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PanaCast 50 VBS
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PanaCast 50
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PanaCast 20
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