株式会社アルファシステムズ

サーバー不要で運用コストを削減!
PCの環境復元を手間なく行える
環境復元システム「V-Recover」シリーズ


アルファシステムズ「V-Recover」

不特定多数の人物が使用する貸し出しPCや共有PCは、利用者のデータ削除をはじめとした環境復元の実施が必要です。その作業負担を削減するために、PCの再起動やシャットダウンだけで環境復元を行う「環境復元システム」の導入が進んでいます。しかし環境復元システムを導入しても、システムに必要なサーバーの維持費用や、定期メンテナンスの際の無効化の手間といった課題が発生します。アルファシステムズの環境復元システム「V-Recover」シリーズは、それらの課題を全て解決し、安価で効率的な共有PCの運用を実現します。

サーバー不要で環境復元を実現

貸し出しPCや共有PCの運用で課題となるのが、PCのメンテナンスです。不特定多数の人物が共用するPCは、利用者のデータが残っていたり、OSの設定を変えてしまうといった管理者が意図しない操作が行われていたりする場合があります。情報漏えい防止のため、管理者は利用後のPCのデータ削除や設定を元に戻す作業をしなければなりません。しかし共有PCを1台ずつ利用前の状態に戻すのは手間がかかり、PC管理者の大きな負担になります。

そうした課題を解決するのが、PCの再起動やシャットダウンだけでPCを利用前の環境に復元するアルファシステムズの環境復元システム「V-Recover」シリーズです。利用者が残したデータの削除や変更した設定の復元を自動で行えるため、PC管理者の手間を削減します。

環境復元システムを利用するに当たって、Windows Updateなどを適用する際はシステムを無効化する作業が発生します。中には管理システムとしてサーバーが必要なものもあり、サーバー維持費用の課題も出てきます。V-Recoverシリーズであれば、サーバー不要で、ソフトウェアのインストールのみで動作するため、安価にPCのメンテナンスや情報漏えいの対策が行えます。

PC運用台数に合わせて製品を選択

V-Recoverシリーズは、スタンドアロン版の環境復元システム「V-Recover」と、PC管理システム「V-Recover ネットワーク版」、クローニング機能がメインの「V-Recover クローニングライセンス」の3種類の製品をラインアップしています。

20台程度の小規模の台数でPCの運用を行う場合は、スタンドアロン版のV-Recoverがお薦めです。

V-Recoverは、復元する情報と保持する情報をPC内部で自動的に振り分け、それぞれ別のディスク領域に保存を行います。管理者ユーザーの操作は復元しないといった、ユーザー権限で復元/非復元領域を振り分ける機能も搭載しています。Windows Updateやウイルス定義ファイルの更新といったPCメンテナンスの操作は復元せずに保存されるため、環境復元の無効化や手動での定期メンテナンスを行う必要がなく、PC管理者の負担を削減できます。

V-Recoverは、環境復元を一時的に無効化する「貸出モード」機能を備えています。ノートPCを貸与する際に、管理者の設定で環境復元を無効にしておくことで、貸与されたノートPCで再起動やシャットダウンを行っても環境復元が実行されないようになります。利用者は、PCを使用するたびに自宅のWi-Fi設定などを行う必要がなくなります。返却時にノートPCを貸し出し前の状態まで復元できるため、PC管理者は返却されたノートPCを1台ずつ環境復元する手間が省けます。

再起動時やシャットダウン時の環境復元だけでなく、貸出モードによりPC返却時の環境復元も行えるため、さまざまな利用シーンに対応します。Web会議用の共有PCや、在宅勤務用の貸し出しPCなど、多様な用途のPCでV-Recoverの活用が可能です。

環境復元のほかにPCの一括管理を行う場合や、学校のPC教室など多くの台数のPCを運用する場合は、スタンドアロン版のV-Recoverに加えてPC管理システムのV-Recover ネットワーク版も導入すると良いでしょう。

V-Recover ネットワーク版は、複数台のPCの環境復元設定や電源制御などを一括管理できる管理コンソールです。V-Recover ネットワーク版をインストールしている、同一ネットワーク上のPCをリモートで集中管理できます。電源のオン/オフやサインイン/サインアウト、アプリケーションのインストールやアップデート、OSやV-Recoverの設定変更などを一括実施でき、PC運用の効率化に貢献します。

直感的な操作でクローニングが可能

V-Recover ネットワーク版では、PCのイメージを抽出してほかのクライアントに複製する「クローニング」機能を搭載しています。

クローニング配信の方式は二つあります。一つ目は、複数台のPCにネットワーク経由でクローニング配信を行う「イメージ配信」です。ユニキャスト配信が可能で、途中経路のネットワークがマルチキャスト通信に対応している場合は、マルチキャスト配信も行えます。二つ目は、クローニング専用OSを格納したUSBメモリーでクローニングを行う「PC個別配信」です。配信対象のPCにUSBメモリーを差し込むことで、起動や配信が行えます。直感的に操作しやすいUIでクローニングができ、キッティング時のPCの一斉展開や、PCリカバリー時の再展開で活用が可能です。

そうしたクローニング機能をメインにした製品が、「V-Recover クローニングライセンス」です。V-Recover クローニングライセンスでは、クローニング機能のほかに、電源のオン/オフやサインイン/サインアウトの操作を一括実施する「電源制御/サインイン」機能と、OSやアプリケーションの設定変更の一括実施などを行う「アプリカスタマイズ配信」機能を搭載しています。V-Recover クローニングライセンスの導入で、PCキッティングやPCリカバリーを安価で高品質に実現できます。

豊富な導入実績もV-Recoverシリーズの特長の一つです。V-Recoverシリーズは、100社以上の企業や組織に導入されています。一般企業では従業員に貸し出す社外持ち出し用PCに、教育機関ではPC教室や図書室の共有PCに導入することで、PCのメンテナンスコストの削減やセキュリティ強化を実現します。

V-Recoverシリーズは、さまざまな利用シーンに対応する環境復元や、電源制御をはじめとしたPCの一括管理、定期メンテナンスの自動実行によるPC管理者の負担削減を実現します。手間なくセキュリティを担保できるため、顧客の共有PCの運用をコストと効率の両面でサポートするでしょう。

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