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Wireless 第40回 「Aironetシリーズを利用している環境にCatalyst9100シリーズを導入する際に必要なライセンスについて」

 こんにちは。TEと申します。
 
 今回は、既にAironetシリーズをご利用頂いている環境にCatalyst9100シリーズへのリプレイスや追加を行う場合に必要なライセンスについて解説させて頂きます。

 つい最近の話ですが、AironetシリーズのWi-Fi5(wave2)アクセスポイントが2022年5月1日をもって販売終了するというアナウンスがございました。その為、これまでAironetシリーズをご利用されているお客様から後継品であるCatalyst9100シリーズへのリプレイスや追加を行う際に必要なライセンスや既存ライセンスとの兼ね合いなどに関するお問い合わせを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

 Aironetシリーズの販売終了の詳細につきましては、下記をご参照ください。
Aironet 1815 EoS情報

Aironet 1830 EoS情報

Aironet 1840 EoS情報

Aironet 1850 EoS情報

Aironet 2800 EoS情報

Aironet 3800 EoS情報

Aironet 4800 EoS情報

Aironet 1540 EoS情報

 では、早速ですがAironetシリーズ環境にCatalyst9100シリーズを導入するケースを4つの主要パターンに分けて、それぞれ必要なライセンスについて解説させて頂きます。

[パターン1]
AireOSのワイヤレスコントローラ(WLC3504、5520など)でAironetシリーズを管理している環境へのCatalyst9100シリーズの追加
 パターン1では、Catalyst9100シリーズ購入時に追加するAP分のDNAライセンス(AP管理ライセンスを含む)の初回購入が必要です。
 また、既存のAP管理用RTUライセンスとDNAライセンスの混在ができない為、ライセンスのマイグレーション作業とWLCのスマートライセンスの有効化が必要です。さらにCatalyst9100シリーズを管理する為にWLCのOSアップデートが必要な場合もございますので、環境によってはかなりの大作業となります。

 手順としては、Ciscoライセンスオペレーションチーム(Licensing@cisco.com)宛に以下の情報を記載したメールを送信し、既存のAP管理用RTUライセンスから新ライセンスへのマイグレーションを行います。
※マイグレーションを行うには、スマートアカウントおよび有効な保守契約が必要となります。

・Cisco.com ID
・依頼内容
・スマートアカウントID
・スマートバーチャルアカウント名
・コントローラのシリアル番号(組み込みライセンスがある場合)
・購入した追加ライセンスの型番と数量
・PO(Purchase Order)とSO(Sales Order)番号
※POは、ライセンスご購入時にお客様ご自身で指定頂いた英数字です。
※SOは、ライセンスご購入時に発行される8桁の番号です。

 ライセンスのマイグレーションが無事完了したら、WLCのスマートライセンスを有効化していただく流れになります。手順の詳細につきましては、以下のドキュメントをご参照ください。
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/technology/mesh/8-2/b_Smart_Licensing_Deployment_Guide.html#task_A7D4748711EC4E4784D18D878FC4F39D
>License Migration
>Configure and Use Smart Licensing

[パターン2]
AireOSのワイヤレスコントローラ(WLC3504、5520など)でAironetシリーズを管理している環境におけるCatalyst9100シリーズへのリプレイス(一部のみのリプレイスも含む)
 パターン2では、一般的なAP機能の利用であればCatalyst9100シリーズのDNAライセンスの購入は必要ございません。今回のパターンでは、これまで利用していたAironetシリーズからCatalyst9100シリーズにリプレイスする為、既存のAP管理用RTUライセンスをそのままCtatalyst9100シリーズの管理用ライセンスとして利用する事が可能です。


[パターン3]
Mobility ExpressでAironetシリーズを管理している環境へのCatalyst9100シリーズの追加
[パターン4]
Mobility ExpressでAironetシリーズを管理している環境におけるCatalyst9100シリーズへのリプレイス(一部のみのリプレイスも含む)
 パターン3と4に関しましては、一般的なAP機能の利用であればCatalyst9100シリーズのDNAライセンスの購入は必要ございません。Mobility ExpressやEWCでAPを管理する場合は、AP管理ライセンスは不要となります。
なお、パターン4のようにMobility Expressも含め全てのAPをリプレイスする場合は、少なくとも1台以上のEWC型番のCatlyst9100シリーズを導入頂く必要がございますのでその点はご注意ください。

 最後にパターン1では少し触れましたが、今回解説した全てのパターンでは、Catalyst9100シリーズを管理する為にコントローラ側のOSアップデートが必要になる場合がございます。その為、各APに    対応するコントローラのOSバージョンを以下のドキュメントにてご確認の上、必要に応じてOSアップデートを実施ください。
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/compatibility/matrix/compatibility-matrix.html#ctr-ap_support
>Table 6. Cisco Controller Software Releases, AP IOS Releases, and Supported Access Points
>Table 15. Mobility Express Software Compatibility Matrix

 今回は以上となります。Catalyst9100シリーズへのリプレイスをご検討されているお客様がいらっしゃれば、ライセンスについては今回の内容をご参考にしてみてください。

引き続きよろしくお願いいたします。

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