HYCUで楽々データ保護
第11回 HYCUによるクラウド連携とは
こんにちは、HYCUの吉田です。
HYCUの製品名は「HYCU Data Protection for Enterprise Clouds」となっています。これはマルチクラウド環境にデータ保護を提供する意味を込めているからですが、では、クラウド連携として何ができるのか、今回のブログでご紹介したいと思います。
こちらの図は普段私が製品紹介の際に使用しています。
「HYCU Data Protection for Enterprise Clouds」はオンプレミス向け製品であり、オンプレミス環境、特にNutanix環境との優れた連携を提供するデータ保護ソリューションです。
それ以外にAzure向けバックアップ製品、Google Cloud Platform向けバックアップ製品を提供しており、SaaSとして提供するクラウドバックアップ製品となっています。
構築・設計が不要、自動拡張/縮小も可能で、支払いはAzureやGoogleの課金体系に組み込まれている事が大きな特徴です。
各々は完全に独立した製品であり、単体で動作しますが、これらを連結する製品「Protégé」により統合ソリューションになります。「Protégé」の実体は「HYCU Data Protection for Enterprise Clouds」に組み込まれている機能で、「Protégé」ライセンスの登録により有効化され、VMをオンプレミスとクラウド間で相互に移行することができます。また、Azure/GCPのクラウドアカウントを管理画面から登録することも必要です。
それでは、クラウド連携でできることをもう少し詳しくご紹介します。
-
「HYCU Data Protection for Enterprise Clouds」による、オンプレミスのデータをクラウドにバックアップもしくはアーカイブ
Azure/GCP/AWSのクラウドストレージへ直接バックアップすることが可能です。また、長期保管目的に定期的にフルバックアップデータをアーカイブすることも可能です。 -
「Protégé」連携による、オンプレミスのデータをクラウドへ移行
-
Nutanix VMをAzure/GCPへ移行
-
VMware VMをAzure/GCPへ移行
-
物理WindowsをAzure/GCPへ移行
-
Disaster Recovery(HYCU Backup ControllerをAzure/GCPで起動)
加えて、バックアップデータがクラウド上に保存されており、いつでもクラウドへ移行できる状態になっていると、仮想マシン名の横にアイコンが表示され、”Migration/DR-ready”のステータスになります。
-
-
「HYCU Data Protection as a Service for Azure/GCP」による、クラウドインスタンスをクラウドストレージにバックアップ
-
「Protégé」連携による、クラウドのデータをオンプレミスに移行
-
AzureインスタンスをNutanix/VMwareへ移行
-
GCPインスタンスをNutanix/VMwareへ移行
クラウドインスタンスのバックアップデータを元に、オンプレミスへの復元を実行します。
-
いかがでしょうか。各々独立した製品を「Protégé」機能を有効化することで、クラウドソリューションになることがご理解頂けたかと思います。
HYCUはフリートライアルをご提供しておりますので、是非ご活用ください。
どうもありがとうございました。