Cisco 担当者コラム
Cisco・Wireless
Wireless 第26回 「Catalyst9100シリーズ EWC-APのDNAライセンスが必須では無くなった!?」
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、これまでC9100シリーズEWC-APの初回購入時には併せてDNAライセンスの購入が必須でしたが、最近のアップデートにより必須では無くなりましたので、その点についてご紹介させて頂きます。
本ブログでもこれまでEWC-APでは、DNAライセンスの購入が必須とご案内させて頂いておりましたが、最近リリースされたEWCバージョン17.4.1の更新情報に以下の文言が記載されておりました。
https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/ewc/17-4/rel-notes/ewc-rn-17-4-x.html
>For all Cisco Embedded Wireless Controller on Cisco Catalyst 9100 Access Points (EWC-APs), you now have the option to opt-out of purchasing an AIR DNA license.
>When you opt-out, you use only the AIR Network Essentials license.
ざっくり翻訳すると、すべてのEWC-APでは、購入時にDNAライセンスを除外できるようになり、除外した場合は、デフォルトでNetwork Essentialsライセンスとして動作するということが記載されております。
つまり、これまでEWC-APではDNAライセンスを購入する必要がありましたが、ライセンス購入無しで利用が可能になったということです。また、EWC-APの管理下にあるAPについてもDNAライセンス無しで利用することが可能になりますので、実質的な大幅値下げになります。
ただし、EWC-APのファームウェアバージョンに依存する話なので、DNAライセンスを購入しない場合は、必ずEWC-APのバージョンをチェックし、17.4.xよりも古い場合はアップグレードしてからご利用下さい。
ファームウェアアップグレードの手順については、英語ではありますが下記メーカードキュメントをご参照ください。(近日、本ブログにて日本語での手順を紹介させて頂きます。)
https://www.cisco.com/c/dam/en/us/products/collateral/wireless/embedded-wireless-controller-catalyst-access-points/ewc-sw-workflow.pdf
今回のアップデートでEWC-APは、より多くのお客様がお手軽に導入できる製品になったかと思います。Wi-Fi6への移行やCisco Mobility Expressのリプレイスをご検討いただいているお客様には是非ご提案頂ければと思います!
今回は、以上となります。次回は「Catalyst9100シリーズ EWC-APにDNAライセンスが必須なケース」についてです。
引き続きよろしくお願いいたします。
カタログDL等、iDATEN(韋駄天)ログインが必要なコンテンツがございます。
必要に応じて、ログインしてご利用ください。
iDATEN(韋駄天)のご利用に関してご不明点があるお客様は
をお読みください。Ciscoの記事
- Collaboration 第142回 「超便利!Cisco Webex 会議端末設計ツール Workspace Designer のご紹介」
- Security 第77回「Cisco Secure Client Cloud Managementのご紹介」
- Meraki 第150回「Cisco Secure Connectから拠点のグローバルIPアドレスを使用してみた」
- Collaboration 第141回 「Cisco AI アシスタント(生成AIによる自動要約)を使ってみた その3 ~ 議事録ダウンロードについて ~」
- Security 第76回「Cisco Secure Endpoint 端末のネットワークから隔離について」
- Collaboration 第140回 「Cisco AI アシスタント(生成AIによる自動要約)を使ってみた その2 ~ Meetingsでの使い方 ~」