Security

Security 第82回「Cloud ManagementのFull InstallerとNetwork Installerの違い」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション セキュリティ担当の今村です。

今回はCisco Secure Client Cloud Management(以下、Cloud Management)で作成したDeploymentパッケージをインストールする際に選択する「Full Installer」と「Network Installer」の違いについてご紹介します。ぜひご覧ください。

「Full Installer」と「NetworkInstaller」の大きな違いはインストーラの中身にあります。Security第81回で作成したDeploymentパッケージを例にご紹介します。

 

「Full Installer」を選択しダウンロードされたファイルを開くと、ダッシュボード上で選択したすべてのモジュール(AnyConnect VPN, Umbrella, Cloud Management)がインストーラに含まれます。

“Continue”をクリックしてインストーラをダウンロードするとすぐに各モジュールが端末にインストールされます。

一方、「Network Installer」を選択しダウンロードされたファイルを開くと、Cloud Managementのみがインストーラに含まれます。

“Continue”をクリックしてインストーラをダウンロードすると、Cloud Managementのみが端末にインストールされます。

数分後、選択したすべてのモジュールが端末にインストールされていることが確認できます。

「Network Installer」ですべてのモジュールのインストールに数分かかるのは、Cloud Managementがインストールされた後に、ネットワーク経由で各モジュールがインストールされるためです。そのため「Network Installer」ですべてのモジュールをインストールしたい場合はネットワークに接続しておく必要があります。

 

したがって、「Full Installer」では、端末がネットワークに接続していない場合でもすべてのモジュールをインストールすることができますが、インストーラのファイルサイズが大きくなります。一方「Network Installer」では、インストーラのファイルサイズを小さくすることができますが、すべてのモジュールのインストールにはネットワークに接続しておく必要があります。

ネットワークに接続さえすればインストーラのファイルサイズを小さくしてダウンロードできるので、どちらかと言えば「Network Installer」をおすすめします。

ネットワークに接続できない環境の場合には「Full Installer」をお選びください。

 

以上がCloud Managementの「Full Installer」と「Network Installer」の違いについてのご紹介でした。

 

今後のブログでもCloud Managementについて適宜ご紹介していきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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