Cisco 担当者コラム
Cisco・Security
Security 第65回「【重要】Cisco Umbrella Roaming ClientのEoLについて」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューションセキュリティ担当の今村です。
今回のブログでは、DNSレイヤセキュリティを提供するソフトウェアであるCisco Umbrella Roaming ClientのEoLについて簡単な解説とメーカーの案内のリンクをまとめました。
Cisco Umbrella Roaming ClientのEoLアナウンスについて
Cisco Umbrella Roaming Clientは、DNSレイヤセキュリティを提供するソフトウェアとしてWindowsとMAC OSを対象に、インターネットやクラウドサービスの安全な利用を場所を問わず実現してきました。この度、このCisco Umbrella Roaming Clientが2025年4月2日にEoLになることがCiscoからアナウンスされました。
Cisco Umbrella Roaming ClientのEoLに関する記事:
https://support.umbrella.com/hc/en-us/articles/19563700537108-End-of-Life-for-Cisco-Umbrella-Roaming-Client-End-of-sale-for-OpenDNS-Umbrella-Prosumer-and-OpenDNS-Home-VIPCisco Umbrella Roaming ClientのEoLに伴う影響
Cisco Umbrella Roaming ClientのEoLに伴い、WindowsまたはMac OSでCiscoUmbrella Roaming Clientを利用されている方は、2025年4月2日までにUmbrellaModule for Cisco Secure Clientへの切り替えが必要となります。
Umbrella Module for Cisco Secure Clientとは
今回Cisco Umbrella Roaming Clientの代わりとなるUmbrella Module for Cisco Secure Clientについてご紹介します。
Umbrella Module for Cisco Secure Clientは、Cisco Secure Clientの追加モジュールの一つとして提供されます。
上記のCisco Secure Clientは、旧Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientを指しています。Cisco AnyConnect Secure Mobility Client 4.xは、バージョン5.0よりCisco Secure Client 5.0としてリブランドされ、名称とデザインが変更されました。
Cisco AnyConnect Secure Mobility ClientのEoLについて:
Umbrella Module for Cisco Secure Clientは、 Cisco Umbrella Roaming Clientが持つ機能をベースに、Umbrella Module for Cisco Secure Client特有の機能をいくつか追加したものとなっています。
Umbrella Module for Cisco Secure Client特有の機能として以下が挙げられます。
・DNS セキュリティ機能だけでなく、Web セキュリティの機能も併せ持つ
・カーネルレベルで動作するため、他のソフトウェアの影響を受けにくく、Cisco Umbrella Roaming Clientと同等の処理を行うことができる
・AnyConnectVPN のフルトンネル接続時にUmbrella Module for Cisco Secure Clientを無効化できるため、管理用のトラフィックを減らすことができる
・AnyConnect の信頼できるネットワーク (TND) 上でUmbrella Module for Cisco SecureClientを無効化できる
・ソフトウェアの自動更新機能を ON/OFF できる
・VPN でスプリットトンネルを使っている場合の互換性がCisco Umbrella Roaming Client よりも高い
Umbrella Module for Cisco Secure Clientについて:
Cisco Umbrella Roaming ClientとUmbrella Module for Cisco Secure Clientの違い:
こちらのサイトに書かれているAC-RSMは、Umbrella Module for Cisco Secure Clientの旧名称です。AC-RSM のACはAnyConnectの頭文字を組み合わせたものなので、現在は使われておりません。変更されたのは名称のみなので、AC-RSMをUmbrella Module for Cisco Secure Clientに置き換えてお読みください。
Umbrella Module for Cisco Secure Clientのインストール手順
Umbrella Module for Cisco Secure Clientは、上記で述べた通りCisco Secure Clientのモジュールとして提供されるため、Cisco Secure Clientのパッケージを使用してインストールする必要があります。
本来Cisco Secure Clientは有償ですが、Cisco Secure Clientライセンスは制限付きでUmbrellaパッケージに含まれているため、別途購入する必要はありません。
現行のCisco Umbrella Roaming Clientをアンインストールし、Cisco Secure Clientをダウンロードすると、Umbrella Module for Cisco Secure Clientを利用することができます。
また、Cisco Secure Client 5.0はUmbrellaのダッシュボードから直接ダウンロードすることができます。
Umbrella Module for Cisco Secure Clientの詳しいインストール手順につきましては、以下のドキュメントをご参照ください。
Umbrella Module for Cisco Secure Clientのインストール手順(Windows11):
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/in/DIS/cisco2/technology/04/4126.pdf
※iDATEN(韋駄天)| トップページを開いてからURLを貼り付けると表示されます。
いかがでしたでしょうか。
今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
<<<Cisco Security エンジニア情報局 前回の記事>
<Cisco Security エンジニア情報局 次回の記事>>>
Ciscoの記事
- Collaboration 第142回 「超便利!Cisco Webex 会議端末設計ツール Workspace Designer のご紹介」
- Security 第77回「Cisco Secure Client Cloud Managementのご紹介」
- Meraki 第150回「Cisco Secure Connectから拠点のグローバルIPアドレスを使用してみた」
- Collaboration 第141回 「Cisco AI アシスタント(生成AIによる自動要約)を使ってみた その3 ~ 議事録ダウンロードについて ~」
- Security 第76回「Cisco Secure Endpoint 端末のネットワークから隔離について」
- Collaboration 第140回 「Cisco AI アシスタント(生成AIによる自動要約)を使ってみた その2 ~ Meetingsでの使い方 ~」