Security 第04回 「FTD(Firepower Threat Defense)」

こんにちは。
セキュリティ担当の岡島です。

前回はCiscoの次世代ファイアウォール製品の概要をご紹介しましたが、今回はOSの話をしたいと思います。
以前このブログでもファイアウォール製品は時代とともに次世代ファイアウォールへ進化したということをご紹介しました。
その進化に伴い、ここ数年でソフトウェアも従来とは違う新しいイメージがでているのです。

FTD(Firepower Threat Defense)
Cisco ASAは従来のインスペクションファイアウォールをベースに、IPSやマルウェア防御などの機能を後から追加して次世代ファイアウォールとして動作するようになっていました。
要は元々あったものに、OSごと足して新しい機能を提供するようにしたというものです。
これによりファイアウォールやリモートアクセスの部分で動作するOSと、次世代ファイアウォールの部分で動作するOSが分かれていて、一つの製品の中にOSが2つある状態になっているのがASA with Firepower Servicesになります。
現在も現役バリバリのASA with Firepower Servicesですが、最近では2つのOSを一つに統合したFTDという新しソフトウェアがリリースされています。

図1. ASA with Firepower Services と FTD


一応FTDの話題になると誤解を招きやすいのが、FTDが新しく出たからといってASA with Firepower Servicesが古いというわけではありません。先ほどもご紹介した通り現役バリバリでアップデートもされています。
また、FTDとASA with Firepower Servicesの違いについては、機能やライセンスなど色々ありますので、追々このブログでご紹介していきたいと思っています。

今回のブログではFTDの最初のご紹介ということで、FTDになって良かった点についてご紹介したいと思います!

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