Cisco 担当者コラム
Cisco・Meraki
Meraki 第118回「Merakiライセンスの更新について(Per-device Licensing:PDL)」
こんにちは。Meraki担当のDsasです。
最近、ライセンス更新に関しての問い合わせが増えているので、今回は改めてPer-deviceLicensing(以下PDL)の更新手順をまとめた内容をご紹介したいと思います。
まず、PDLの概要となります。
PDLは、デバイスごとのライセンスモデルであり、お客様の特定のデバイスに直接ライセンスを割り当てることができます。
※一度PDLに変更すると、Co-Termination Licensing(以下Co-Term)に戻すことはできません。
下図は、Co-TermとPDLのご利用期間を比較したものとなります。
Co-Termは、ライセンス満了日がダッシュボードで統一化されます。
PDLは、ライセンス満了日がデバイスごとに異なります。
また、下図は、Co-TermとPDLにて更新猶予期間中に更新した場合のライセンス開始日を比較したものとなります。
更新猶予期間内にライセンスの更新手続きが完了すれば、契約期限切れによるトラブルを避けることができます。
Co-Term、PDLともに、更新猶予期間は30日間ありますが、更新した場合それぞれライセンスの開始日が異なります。
Co-Termの場合、メールにてライセンスが納品された日から次のライセンスが開始します。
PDLの場合、現ライセンスの終了日の翌日から次のライセンスが開始します。
つまり、PDLでは、お客様指定の開始日に合わせるために、ライセンスが入っていない状態で設定し、開始日にライセンスを投入するといった方法を行うことが出来ません。
PDLの概要ドキュメントは以下のURLからアクセスできますので、ご参考ください。
次に、ライセンスを更新するうえで、必要な物は下記となります。
・更新するデバイス分のライセンス
それでは、更新手順をご紹介していきます。
まずライセンスの更新を行うには、必要なライセンスを含むライセンスキーを入手する必要がございます。
下図はライセンスキーが記載されたメールの一部であり、ライセンス購入後にご指定のメールアドレス宛に届きます。
今回は、デバイスに1年分のライセンスを割り当て、更新いたします。
Merakiダッシュボードの「オーガナイゼーション」>「ライセンス情報」をクリックします。
そして、下図の「Add」をクリックします。
オーダー番号、ライセンスキー、デバイスのシリアル番号を入力する画面が表示されますので、
ライセンスキーを入力し「次へ」をクリックします。
3ステップのウィザードが始まり、ライセンスが追加された旨のメッセージが表示されますので、「次へ」をクリックします。
ライセンスをデバイスに割り当てる画面が表示されます。
ここで、対象デバイスの現ライセンス有効期限を確認することができます。
対象デバイスの行にある「Select # of licenses」をクリックします。
対象デバイスに追加するライセンスを確認し、「Select」をクリックします。
複数まとめてライセンスをデバイスに割り当てることも可能となります。
ライセンスが対象デバイスに割り当てられた旨のメッセージが表示されます。
ライセンス割り当て後は、インベントリから各デバイスのライセンス有効期限を確認することが可能となります。(「ライセンス情報」>「デバイス」タブからも確認可能)
PDLの更新手順は以上となります。
今回、実際に更新を行ってみましたが、初めてでも特に難しいと感じませんでした。
ダッシュボード画面も分かりやすくスムーズに進めることができたので、親切なユーザインタフェース(UI)だと感じました。
今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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