Cisco 担当者コラム
Cisco・Meraki
Meraki 第84回 「新ライセンス体系Per-device Licensing(PDL)を試してみた 5」
前回に引き続き新しいライセンスモデルであるPer-device Licensing(略してPDL)の検証を進めます。前回は、オーガナイゼーション間のライセンス移行の方法を紹介しました。
今回は、デバイスに対すすライセンス期間の更新です。
図にするまでも無いですが。更新は以下のイメージです。
ただマニュアルによると結構な制限があります。。。
以下はマニュアルのgoogle翻訳の抜粋です。赤字は注意点です。
以下はマニュアルのgoogle翻訳の抜粋です。赤字は注意点です。
デバイスの有効期限を延長する
お客様は、追加のライセンス時間を購入するか、インベントリで未使用のライセンスを適用するか、古いデバイスを廃止して残りのライセンス時間を新しいデバイスに適用することにより、有効期限を延長できます。
お客様には、ライセンスアクションを元に戻すための7日間の猶予があります。その後、ライセンスは「マージ」され、分離することはできません。たとえば、顧客に1年間の残りのデバイスがあり、追加の1年間のライセンスを適用する場合。7日後、顧客は1年間のライセンスを移動できなくなり、残りのライセンス期間(2年間)をすべて新しいデバイスに移動する必要があります。
※要注意ですね。追加したライセンスは7日後に既存のライセンスと合体してマージされてしまいます。つまり個別に扱うことができなくなってしまいます。
注:お客様は、現在ライセンスが関連付けられていないデバイス(たとえば、新しいデバイスまたはアクティブなライセンスが関連付けられていないデバイス)にのみアクティブなライセンスを適用できます。顧客はライセンスの書き込みを停止できません。
※これも要注意ですね。ライセンスは一旦デバイスに紐づけると「アクティブ」というステータスになり、それ以降はデバイスの紐づけに関係無く、書き込み(ライセンス期日の消費)は継続されます。一度書き込みを開始したライセンスは停止することはできません。また「アクティブ」状態のライセンスを「非アクティブ」に戻すことはできません!!!
追加ライセンスの購入:顧客が組織内の既存のライセンスを延長/更新したい場合、追加ライセンスを購入し、新しく購入したライセンスを更新したいデバイスに適用できます。
インベントリにライセンスを適用する:正しいモデルに一致する使用可能なライセンスが顧客のインベントリにある場合、ライセンスを取得して目的のデバイスに適用できます。ライセンスがアクティブな場合、これらのライセンスは新しいデバイスに適用する必要があります。ライセンスが非アクティブの場合、どのデバイスにも適用できます。
※これまた要注意ですね。先ほど補足した通り、ライセンスは一度でもデバイスに紐づけると「アクティブ」状態になりますが、「アクティブ」状態のライセンスは、ライセンスに紐づいていない(新しい)デバイスへのみ適用することが可能です。
ライセンスが一度もデバイスに紐づいていない「非アクティブ」状態のライセンスだけが、既にライセンスに紐づいているデバイスに対してライセンスを追加することができます。
つまり、既存のライセンス期日を延長する更新のライセンスは、一度も利用したことのない「非アクティブ」の状態でなくてはなりません!!!
繰り返しになりますが「アクティブ」状態のライセンスを「非アクティブ」に戻すことはできません。。。
注:お客様は、単一のライセンスを取得して複数のデバイスに適用することはできません。たとえば、顧客が1年間のワイヤレスアクセスポイントライセンスを持っている場合、単一のアクセスポイントにのみ適用できます。12のデバイスに1か月適用することはできません。
既存のデバイスの廃止:有効なライセンスを持つデバイスがある場合、そのデバイスからライセンスを削除して、同じデバイスの新しいデバイスにライセンスを適用できます。
注:このデバイスは新しいものでなければなりません(アクティブなライセンスを持つことはできません)。
※訳のせいか分かり辛いですが、デバイスから削除したライセンスは当然「アクティブ」状態になりますので、このライセンスは、ライセンスが適用されていない「新しいデバイス」へのみ適用可能です。では、さっそく試してみます!
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