Collaboration

Collaboration 第144回 「【重要】サポート終了シスコビデオデバイスに対するクラウドサービス接続について」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。

 

先日シスコより、サポート終了日が過ぎているシスコデバイスで2025年6月1日以降、クラウドサービス接続ができなくなる(クラウド利用ができなくなる)ことが発表されました。今回はその概要についてご紹介します。

 

■概要

シスコビデオデバイス(Cisco Devices)は、Webex Control Hubに登録をすることで、Webexサービスを利用することができます。従来まで、サポートが終了したシスコビデオデバイスであっても、Control Hubに登録し、Webex Meetingsへ参加することは出来ていました。(ある意味、これまでは故障するまで利用できていました。)

 

今回、こちらの仕様が変更され、2025年6月1日以降、シスコビデオデバイスはサポート終了日になるとクラウドサービスの利用ができなくなることが発表されました(Webex Control Hubへの登録不可、Webexサービスからの切断)。6月に利用できなくなる(Webexサービスから切断される)主な機種は、SXシリーズ、MXシリーズ、DX70になります。

※Webexアプリ(PCやスマホなど)への影響はありません。

 

これには以下のような背景があります。

「シスコは、セキュアで信頼性のあるサービスを提供することに取り組んでおります。そのためソフトウェアアップグレードされていないデバイスは、現行のシスコデバイスやWebexプラットフォームに影響を与える可能性があるため、サポート終了後のビデオデバイスはWebexクラウド利用ができなくなることを明確化いたしました。」

 

昨今、セキュリティの重要性がますます高まっており、安全なサービスを維持するためにはこうした仕様変更は仕方ない改変と思います。

 

 

■2025年6月1日に利用できなくなるデバイスについて

現時点で6月1日に利用できなくなるデバイスは以下の通りです。

 

これら端末につきましては、半年以内にリプレイスが必要になりますのでご確認をお願いします。

 

また今回の変更に伴い、Control Hub上のデバイスページにて、サポート終了のシスコビデオデバイスが通知されるようにアップデートされております(※対象のシスコデバイスの登録が無い場合、表示されません)。また、デバイス単体を選択することで、そのデバイスのライフサイクル情報も確認できるようになっております。お客様管理者が、簡単にサポート終了端末や関連情報を確認できるようになっておりますので、もし問い合わせございましたら、本件に関連したデバイスのサポート終了の通知が発生しているものと認識をいただければと思います。

 

 

また先の予定にはなりますが、Room Kitなど既にEoSアナウンスがされた端末もあります(EoLは早くても2027年や2028年など)。メーカーより推奨後継機も案内されておりますので、パートナー様におかれまして、まずはお客様のシスコビデオデバイス導入状況を確認いただき、お早めに最新機種のRoomシリーズやDeskシリーズへの更新提案をお願いします。最新のシスコビデオデバイスや価格については、お気軽に弊社営業までご相談ください。

 

 

各種のEoS情報は以下の通りです。こちらも合わせてご確認ください。

・Collaboration Room Endpoints:End-of-Life andEnd-of-Sale Notices

https://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/spark-room-kit-series/eos-eol-notice-listing.html

 

・【Ciscoコミュニティ記事】Control Hub - ビデオ会議端末のサポート終了に関するメッセージが表示される

https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/5227089

 

・【Webexヘルプセンター記事】End of support for RoomOSdevices

https://help.webex.com/en-us/article/n9qmylfb/End-of-support-for-RoomOS-devices

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

カタログDL等、iDATEN(韋駄天)ログインが必要なコンテンツがございます。
必要に応じて、ログインしてご利用ください。
iDATEN(韋駄天)のご利用に関してご不明点があるお客様は こちら をお読みください。

Ciscoの記事