Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第115回 「Webex Assistant ライセンス の EoS/EoL アナウンスについて ~ 文字起こしに必要なライセンス ~」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。
先日、Webex Assistant ライセンスのEoS/EoLがアナウンスされました。Webex Assistantは、Webex で文字起こし機能を利用する為に必要なものなのですが、昨年度からMeetingsの標準機能として実装された為、オプションライセンスとして追加は不要になっております。今回はこちらのWebex AssistantライセンスのEoS/EoLの影響についてご案内したいと思います。
WebexAssistantとは
WebexAssistantとは、Webex MeetingsおよびWebex Webinars内で、文字起こしや音声コマンドを実現する機能です(参考ブログ)。元々はオプションとしての位置づけでしたので、別途無償のオプションライセンスを追加する($0のSKUを構成する)必要がありました。具体的には、「A-FLEX-WXA-MTG-NU」もしくは「A-FLEX-WXA-MTG-ENT」といったエンタイトルメントを追加することで、Webex画面上の左下にWebex Assistantボタンが表示される、という仕組みです。
こちらのWebex Assistantですが、昨年度の1月に標準機能として実装をされました(参考ブログ)。つまり、ライセンスを追加(SKUを構成)せずとも、全てのWebex Meetingsユーザにおいて、Webex Assistantが利用できる状態となっております。
そのような現状を踏まえて、先日Webex AssistantライセンスのEoS/EoLアナウンスが出されております。
>Cisco Webex Assistant for Webex Meetings is now a feature of Webex Meetings.Select SKUs are no longer required to access the feature. Cisco is committed tosupporting our partners and customers on Webex Meetings to ensure a seamlesstransition during this offer simplification.
従いまして、今回Webex Assistant ライセンスはEoS/EoLとなりますが、代替品の案内はなく、EoS/EoLによる影響は特にございません。引き続きWebex内で文字起こしはご利用いただけますので、ご安心いただければと思います。
Webex における日本語文字起こしについて
WebexAssistantは標準機能となりましたが、Webex Assistantだけで実現できる文字起こしは現在「英語」「ドイツ語」「フランス語」「イタリア語」「スペイン語」の5か国語のみです。「日本語」含む他7言語の文字起こし(日本語、中国語(簡体、繁体)、オランダ語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語)をご利用になりたい場合には、リアルタイム翻訳ライセンスという別途オプションライセンス(A-FLEX-RTT-WXMT-NU)が必要になります。
WebexAssistantライセンスの更新について
既にWebex Assistantライセンスをご提供されたことのあるパートナー様にとって、既存の契約に含まれる「A-FLEX-WXA-MTG-NU」もしくは「A-FLEX-WXA-MTG-ENT」といったSKUはどうなるのか、不安があるかもしれません。
結論としましては、更新時に構成から当該SKUは削除されます。明細としても1行減るイメージです。とはいえ、前述の通り、Meetingsの機能として含まれておりますので、SKUが削除されたからといって、Webex Assistantが利用できなくなるということはございませんので、その点はご安心いただければと思います。
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。
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