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Collaboration 第67回 「新しいWebex Eventsのご紹介 その6~開催中の操作:練習セッションとQ&Aパネル~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。

前回まで、新Eventsのスケジュール手順についてご紹介してきました。今回は、新Eventsの開催中の操作についてご紹介します。新Eventsでも従来のEvents同様に、円滑に質疑応答ができるQ&Aパネルや、リハーサル等で使える練習セッションの開始などの機能がご利用いただけます。今回はEventsだからこそ使える機能を中心に開催中操作についてご紹介できればと思います。最後まで是非ご覧ください。

Webex Eventsの開催中に主催者側が出来ること

Webex Eventsの開催中の画面は、次のような画面となっています。Webex Meetingsとの大きな違いは、参加者の情報が隠されて表示されることです。これにより、参加者間のコミュニケーションを制限することができ、誰が参加しているのかという情報は主催者側でのみ確認できるようになっています。
またWebex Eventsでは開催中、主に下記の操作を行うことができます。
・主催者のPC画面や資料コンテンツの共有
・イベントの録画(主催者のみ)
・参加者が見るレイアウトの変更と固定(主催者のみ)
・練習セッションの開始(主催者のみ)
・Q&Aパネルでの質問に回答


画面の共有や録画、レイアウトの固定に関してはWebex Meetingsの操作と同じになりますので、普段操作している感覚そのままに直感的に操作をしていただけます。

次にWebex Eventsのみで使用できる「練習セッションの開始」と「Q&Aパネル操作」について手順や仕様を紹介していきたいと思います。


練習セッションとは?

Webex Eventsでは、主催者側でのみ会話や資料の確認ができる「練習セッション」という機能を利用することができます。例えば、イベント開始前に関係者のみで操作の確認がしたい、という場合に練習セッションを活用することで、参加者に主催者の画面や会話を見せることなく動作確認が可能となります。
練習セッション開始は非常にシンプルで、主催者から下部操作パネルの「・・・」から「練習セッションの開始」をクリックするだけです。
練習セッション中は、主催者側では上部に「練習セッションに入っています」と表示され、参加者側では「練習セッションが進行中です。メインイベントは練習セッションの終了後に再開されます」と表示されます。練習セッションを終了する場合は、主催者側で右上の「終了」をクリックすることで練習セッションを終了することができます。
リハーサル等でも活用いただけるので大変便利な機能ですが、注意事項として、練習セッション中は参加者側で見える画面が何もない状態となります。事前に参加された参加者には、音声や映像がなく不安に感じられる方もいらっしゃるかと思いますので「チャット等で事前にお知らせしておく」「遅くとも開始5分前には練習セッションは終了しておく」等の対応をいただくのがよろしいかと思います。

Q&Aパネルとは?

Q&AパネルはWebex Eventsで利用できるQ&A対応に特化した操作パネルになります。普通のチャットでは質問が連続してしまった場合に、どれに対して回答したのかが分かりにくくなりますが、Q&Aパネルではスレッド形式で回答ができ、回答が質問の下に表示されるため、どの質問に回答したのかが分かりやすい仕様になっています。
また、参加者がQ&Aパネルで質問をしますと、主催者側でのみ参加者欄に?マークが表示され、誰が質問をしているのかが分かりやすい仕様になっています。これにより、Q&Aに漏れなく対応することができます。

Q&Aパネルの操作もシンプルで、来ている質問を選択し、回答を入力して送信するだけです。
回答の送信方法に「プライベートの送信」と「送信」の2種類があります。「プライベートに送信」をクリックしますと、質問内容と回答内容が質問者だけに共有されます。
「送信」をクリックして回答した場合、質問と回答は参加されている方全員に共有されます。
ちなみに、参加者のQ&Aパネルの表示は、主催者側で表示項目が可能となっており、上記のように誰が誰に回答したのか、という情報が公開されないように設定することが可能です。設定変更はQ&Aパネルを右クリックして表示される「出席者オプション」から可能になっています。デフォルト設定では、質問者と回答者が公開される設定となっているので、メインセッション開始までに質問者と回答者を非公開にするように設定することがオススメです。
いかがでしたでしょうか。Webex Eventsはウェビナー用の機能が豊富に搭載されており、主催者も参加者も使いやすい仕様になっています。また今後Events内でも最新投票機能のSlidoが利用できるようになるようですので、今後にも期待のサービスです。Webex Events提案の際は、ぜひ本内容をご活用いただければと思います。

今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

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