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Collaboration 第57回 「Cisco Webex 挿して使えるWebカメラが登場!新製品 Webex Desk Camera ~専用アプリDesk Camera Appで出来ること~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。4月より所属が変わりましたが、今後もブログは更新して参りますので、引き続きよろしくお願い致します。

前回は、Desk Cameraの基本的な操作と専用アプリのご紹介させていただきました。今回は、Desk Cameraの専用アプリ「Desk Camera App」で出来ることをまとめてみたいと思います。最後までぜひご覧ください。


Desk Camera Appで出来ること(基本)

「Desk Camera App」はWebex Desk Camera専用の管理アプリケーションです。インストール手順は前回を参考にしていただければと思います。では早速何ができるか確認してみましょう。
まず、Desk Cameraの映り具合は常に画面で確認することができます。映像内にマウスオーバーすることで、拡大縮小や位置調整、ミラーリングを変更することが可能です。驚くべきはズーム量で、Desk Cameraは最大10倍のデジタルズームに対応しています(Room Kitはデジタル3倍ズーム)。
次に、画面下部のボタンでは、「マイク調整」「録音」「スナップショット」「ファイル管理」が可能です。
次に基本設定を変更してみます。基本設定では、「解像度」「フレームレート」「視野角」「輝度」を変更することができます。
・解像度 10段階 [ 4096x2160 / 3840x2160 / 1920x1080(デフォルト) / 1280x720 / 864x480 / 640x360 / 512x288 / 448x240 / 320x180 / 256x144 ]
・フレームレート 3段階 [ 15fps / 30fps(デフォルト) / 60fps ]
・視野角 4段階 [ 65°/ 70°/ 75°/ 81°(デフォルト) ]
・輝度 [スライダー調整]

ちなみに解像度を変更しますと、見栄えがこのくらい変わってきます(下図)。Desk Camera Appでこれらの設定することで、不要なメディア通信をカメラ側で事前に抑制することができます。Webexでは帯域によって解像度は自動調整されますが、調整が上手くいかない際は、手動で設定ができるということです。逆に重要な会議や、大人数を移すような会議では高解像度に設定することで、細部までキレイに映すことが可能です。
なお、高解像度、高フレームレートの設定にはUSB3.0が必須であり、設定してもアプリ、ハード側の問題で利用できない場合がありますので予めご注意ください。またDesk Camera Appのプレビューは30fpsに対応していない為、変更しても角ついた表示となります。そもそもWebex Meetingsのサービスは4Kビデオに対応していないので、高解像度に設定することはほとんど無いかなと思います。
輝度の調整はスライダーで行うことが可能で、部屋の明るさに合わせて柔軟に明るさの変更が可能です。
これらの設定は自動的に保存されますので、変更後に保存ボタンを押す、などということはありません。保存っぽいボタンとして右上「更新」ボタンがありますが、こちらはクリックしますと「Cisco Accessory Hub」のファームアップデートページにリダイレクトされます。つまり設定変更が終了しましたらDesk Camera Appは閉じてしまって問題ありません。

誤って設定変更してしまった場合でも、「設定リセット」ボタンをクリックすることで、いつでもデフォルト設定に戻すことが可能です。また「ログ」ボタンをクリックすることで設定変更等のログ情報も取得することができます。
ここまでが基本設定になります。基本設定だけでも十分な設定が可能ですが、詳細ではより細かい設定をすることが可能です。

Desk Camera Appで出来ること(詳細)
詳細設定では、「フォーカス」「ホワイトバランス」「コントラスト」「シャープネス」「アンチフリッカー」の設定をすることができます。
・オートフォーカス [スライダー](デフォルト自動調整)
・自動ホワイトバランス [スライダー](デフォルト自動調整)
・コントラスト [スライダー]
・シャープネス [スライダー]
・自動ホワイトバランス [ 50Hz / 60Hz ](デフォルト自動調整)
 
デフォルトでは「フォーカス」「ホワイトバランス」「アンチフリッカー」が自動調整となっており、それぞれ自動調整をオフにすることで手動による設定が可能となっています。とはいえ、ここまで設定するのは相当な玄人かと思いますので、「コントラスト」「シャープネス」の設定変更した場合の見栄えの違いだけご紹介します。
「シャープネス」は違いが分かりませんね(汗)。多少輪郭がはっきりします。

最後の設定項目「アンチフリッカー」ですが、こちらは唯一手動で設定変更する可能性があります。以前にRoom Kit Miniで自動フリッカー調整が上手く動作しない、という事象が発生していましたので、Desk Cameraでも環境によっては同様の事象が発生することが予想されます。チラつきが発生した場合は、手動アンチフリッカーをオンにし、環境に合う周波数(50Hzまたは60Hz)に変更しましょう。
以上がDesk Camera Appで出来ることの全てです。ご覧いただきました通り、細く様々な設定を施すことができるのが、Desk Camera最大の特徴になります。ここまで設定出来るWebカメラを私は他に知りません!ぜひWebカメラ提案のスタンダードにDesk Cameraをご検討いただければと思います。

今回は以上です。Desk Cameraの紹介については、シスコ公式からyoutube動画も公開されておりますので、こちらもぜひご参考にしていただければと思います。
・4K Webカメラ 『Webex Desk Camera』 オススメポイントと使い方
https://www.youtube.com/watch?v=UvFmyj9c_z0

最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。

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