LAN DISK H／Xシリーズ

履歴差分バックアップにより、複数世代に分けてバックアップを取る事で、暗号化される一つ前の世代のファイルを復元し復旧する事が可能です。特に、複数世代のバックアップ差分を持っていると、休業日の間に暗号化データがバックアップされても、暗号化される前のデータに復旧できる可能性が有ります。複数世代分のバックアップを行うためには、元のデータ×世代分の容量が必要ですが、アイ・オー・データ機器のLinuxベースオリジナルOSのNASは、世代バックアップの変更された部分だけをバックアップすることでバックアップ先の容量を抑えることができます。

「履歴差分バックアップ」には不正ファイル操作検知機能も搭載しています。バックアップした際に、前回のバックアップデータと内容を比較し、大量の変更が確認された場合はシステム管理者へメール送信を行います。 ランサムウェアによるファイルの暗号化が検知できるため、バックアップが全て暗号されるような気付きにくいファイル消失のリスクを低減できます。

NASに保存されたファイルへのアクセスに対してアクセスログを保存することで、セキュリティ問題が発生した際の被害範囲を特定するとができます。LAN DISK H／Xシリーズはログ拡張パッケージ（機能追加）を利用することで、詳細なファイルアクセスログの取得が可能です。悪意を持つ第三者が、いつどのファイルを開いた（コピーした）のか、どのファイルを開いていないのかがわかり、被害の影響範囲が明確になりますので事後の対応方針を立てやすくなります。