VMware 担当者コラム
VMware
VMware vSANのご紹介
VMware vSANライセンス選定のポイント
皆様こんにちは。
VMware担当の中野です。
今回はvSANライセンスのライセンス選定のポイントについてご案内したいと思います。
vSANとは?
3台以上の各物理サーバに搭載されたローカルHDDとSSDを束ねて、1つの仮想的なストレージとして見せる技術です。
SSDをライトキャッシュ・リードキャッシュとして利用することで高いパフォーマンスを実現します。
※vSANを構成するホストは最低3台以上必要です。 ※vSAN共有データストアを構成するホストは、キャッシュ用のSSDと、キャパシティ用のHDD
もしくはSSDを最低1台ずつ搭載する必要があります。ディスクは1台のキャッシュ用SSDと
最大7台までのキャパシティ用HDDもしくはSSDを組み合わせたディスクグループ単位で管理されます。
vSANのエディション構成
vSANは3つのエディションのご用意がございます。
エディションによる機能の差は下記の表をご覧ください。
ライセンスの購入単位は「CPU」もしくは「CCU(同時接続ユーザー)」という形で提供されております。
■サーバー仮想化環境
ライセンスの購入単位ですが、サーバー仮想化環境においては「CPU単位」の課金体系となります。
■VDI環境
VDI環境については「CCU」の課金体系となります。10と100が用意されておりますので、ユーザー数に応じて購入頂く形となります。
また、Horizon 7 Advancedを購入頂きますとvSAN Advanced相当のライセンスが付属されておりますので、
VDIの案件によっては、Horizon Advancedに変更頂いた方が安くご提供できるケースもあるかと思うので、是非ご検討ください。
ライセンスの見積もり方法について
下記構成例にライセンス見積もり方法を説明いたします。
☆要件例☆
8コアCPU を 2個 搭載した物理サーバー3台 でvSANクラスタを構築して冗長化をする。
vCenter Serverは物理サーバー上に構築する。
☆構成☆
※vSphere 6 Standard ライセンス (1CPU)とvSAN Standard CPU単位ライセンスが
セットになったVMware HCI Kit Standard (Per CPU)が2017年10月より販売予定となります。
※ vSphere ライセンスはEssentials Plus でも可能です。
※ 1CPU あたり vSAN Standard 以上のライセンスが 1 必要です。
☆構成のポイント☆
vSphere Standardは物理サーバーのCPU数によりライセンスをカウントする。
vSphere StandardにはvCenter Serverが付属しない為、別途購入する必要がある。
vSANは物理サーバーのCPU数によりライセンスをカウントする為、2CPU×3物理サーバーで6ライセンス必要。
vSANで使用するハードウェアは、各メーカーの推奨構成(vSAN Ready Node)をご検討ください。
いかがでしたでしょうか?
本コラムにてライセンス選定にお役立ていただければ幸いです。
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