VMware vSphereのご紹介

VMware かんたん保守講座

皆さんこんにちは!VMware担当の中村です。
今回は、VMwareの保守に関してご紹介したいと思います。
VMwareの保守形態は、製品によって異なり、またOEM製品とも異なる場合があるので、複雑に思う方も多いのではないかと思います。
保守の種類についてや、契約・更新等に関する様々な疑問点を、解決していきましょう。

保守の種類について

■サブスクリプション

内容:バージョンアップ権と修正パッチの適用権。
バージョンのアップグレードやダウングレードをする際には、有効なサブスクリプション契約が必要となる。

期間:1年契約 - 5年一括契約

購入方法:vSphere Essentialsのライセンスを購入する場合のみ、サブスクリプションの単体契約が可能。
     (新規購入時はサブスクリプションの契約が必須)
     その他の製品を購入する場合は、サブスクリプションのみの契約は不可。

型番:1年間と3年間のみ、型番がある。
   2,4,5年間の契約の場合は、1年間用の保守型番を複数購入する。
   例えば・・・5年一括契約の場合:VS6-ESSL-SUB-C × 5

■インシデントサポート

内容:回数制限つきの障害サポート

期間:サポート回数によって型番が異なり、規定数のサポートを受けるか、購入後1年で失効する。

サポート時間:平日8:00 - 20:00

購入方法: 下記製品を購入する場合に契約可能(任意)

  • vSphere Essentials
  • VMware Workstation Pro
  • VMware Workstation Player
  • VMware Fusion Professional

型番:サポート回数が1回、3回、5回用の3種類の型番がある。必要なサポート回数の型番を購入する。
   例えば・・・3インシデント欲しい場合:VS6-ESSL-3PAK-C × 1

■SnS

内容:サポート&サブスクリプションの意。回数無制限のサポートと、サブスクリプションが一体になった契約。

期間:1年契約 - 5年一括契約

サポート時間:Basic Support(平日8:00 - 20:00)/ Production Support(24時間365日)

購入方法:上記記載以外の製品を購入する場合に契約可能(新規購入時はSnSの契約が必須)
     例えば・・・ vSphere Standard、vCenter Server、vSOM、Horizon 等

型番:サブスクリプションと同様、1年間と3年間のみ、型番がある。
   2,4,5年間の契約の場合は、1年間用の保守型番を複数購入する。

保守の更新について

製品を新規購入する際にSnSやサブスクリプション等の保守契約は必須となりますが、保守の更新は必須ではございません。
しかし、保守を更新しなかった場合、以下のような問題点が挙げられます。

・障害発生時に、技術サポートが受けられない

⇒保守が切れている状態では、サポートを受けることができません。

・修正パッチの提供が受けられず、セキュリティリスクが増大

⇒ソフトウェアのパッチやアップデートは、保守のサブスクリプション契約に基づき配布されますので、
保守が切れている状態では、セキュリティ上の脆弱性に対応することができません。

・新規バージョンがリリースされても、バージョンアップができない

⇒メジャーバージョンアップも、保守のサブスクリプション契約に基づき提供されます。
保守が切れている状態では、最新バージョンのソフトウェアを利?できません。

・保守が切れてから再契約すると、ペナルティ料金等が発生する

⇒VMwareでは、満了した保守を再契約する場合、以下の費?が必要となります。

  1. 満了日までの遡及費用
  2. 新規期間の契約費用
  3. ペナルティ料金((1)+(2)の合計金額に対して、20%)※(2)を複数年契約する場合、ペナルティの対象は1年分のみ

★遡りでの再契約と、ライセンスを新規に買い直すのとでは、どちらがお得?

遡り期間が3.3年(約3年4ヵ?)以内であれば、再契約のほうが安価になる場合が多いです。
※製品により、保守の?額?率が異なる場合がございますので、一概には言えません。

★保守更新のお見積もりを入手するには?

保守更新費は、原則として初年度と同額ですが、価格改定のケースや、満了した場合の遡及費用が発生するケースがございますので、更新のタイミングまで価格を確定することができません。

更新時点で、メーカーへ都度見積依頼が必要となります。下記のどちらかをご確認頂き、弊社営業までご依頼ください。

  • 対象のVMwareライセンスのシリアルナンバー(英数字交じり25ケタのキー)
    (XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX)
  • Contract ID(VMware社の契約番号。通常8ケタの数字。)

★新規購入の時点で保守更新費用も必要な場合は?

製品を購入後、ライセンスのシリアルナンバーが発行されるまで、正確な保守更新費の取得は出来ません。
初年度の価格を参考価格としてお見積もりください。


保守の更新を行わないと、様々な問題点が挙げられます。また保守の更新は、満了してから再契約するとペナルティ料金が課せられますので、更新の手続きは早めに行うようにしましょう!


※VMwareの保守体系については、VMware販売支援サイト内でもご案内してますので、是非ご活用下さい!

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