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Collaboration 第76回「Cisco Webex 日本語文字起こしを試してみた!その1~リアルタイム翻訳の日本語音声対応~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。


CiscoWebex では、以前から有償オプションとして、リアルタイム翻訳機能(同時翻訳&自動文字起こし)が提供されていましたが、2月の新機能(2/11)として、ついに日本語音声に対応しました!今回はリアルタイム翻訳機能の概要についてご紹介します。

 

Cisco Webexのリアルタイム翻訳機能

Cisco Webexでは有償オプションを追加することで、リアルタイム翻訳機能を利用することができます。会議参加者が発言をすると、その発言内容がリアルタイムに文字で表示され、100以上の異なる言語に翻訳表示することが可能ですので、外国語が話せなくてもWebex外国の方とスムーズに会話することが可能になります(かもしれません)!


これまでのリアルタイム翻訳機能では、音声言語が英語のみの対応となっており、日本ユーザには使いづらい仕様でした。しかし、今回のアップデートで、ついに音声言語が日本語音声にも対応致しました!これにより、Webex内であれば世界各国のユーザと日本語で会話することができるようになります! 

では、早速どのようなものか使ってみたいと思います。

 

Cisco Webex の日本語文字起こしを試してみた

まず字幕表示をさせる為に、左下のWebex Assistantをオンにします。Webex Assistantをオンにすると、[CC]と書かれた字幕ボタンが表示され、こちらをクリックしますと、これまで字幕言語の選択しかなかったところに、「音声言語」の選択ボタンが追加されています(まだBeta版のようです:2021/2/21時点)。

音声言語をクリックしてみますと、日本語を含む12の音声言語が選択いただけます。

試しに、「音声言語:日本語」、「字幕言語:日本語」で話してみますと、かなりいい感じに日本語を表示してくれました!

どのくらいの正確性があるのか確認する為、別検証にて原稿文章を朗読してみました。元の原稿文章と、ダウンロードして改行だけ調整した文章は下記の通りです。

原稿文章445文字中(句読点含む)、別表記されてしまったのは13文字、誤って記録されたのは1文字だけということで、文字起こし率は97%という驚異の正確性でした!また別表記されてしまったのは固有名詞だけで、「Webex→WebX」「Hub→have」と表示されてしまう程度でニュアンスは伝わる文字でしたので、そこを除けば文字起こし率ほぼ100%と言ってしまっていいのではないでしょうか!

 

いかがでしたでしょうか。リアルタイム翻訳機能は、間違いなくこれからWebexの最重要提案ポイントの一つになってくると思います。他のWeb会議サービスでは実装されていない機能になりますので、お早めに情報をキャッチアップいただき、ご拡販につなげていただければと思います。

 

なお、リアルタイム翻訳の機能を利用する為には、オプションライセンスの追加の他、有効化の設定も必要になります。このあたりは次回でご紹介させていただきます。

 

また今回のアップデートに関して、シスコからいくつか記事が出ておりますので、下記も合わせてご確認ください。

Webexヘルプセンター:WebexMeetings および Webex ウェビナーでのリアルタイム翻訳

Youtube公式:Webexで日本語の文字起こしをやってみた!

 

追伸)個人的には、前のWebex Assistant アイコン(Voicea君?)が可愛くて好きだったのですが、アップデートにより機械っぽくなってしまってちょっと残念です・・・・(涙)

今回は以上とさせていただきます。最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

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