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Collaboration 第54回 「最新情報 All New Webex ~ webexoneダイジェスト Part3 Webexデバイス 新機種&新機能~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。

今回は、前回に引き続き、webexoneで発表された内容から最新アップデート情報をご紹介したいと思います。Part3の今回は、Collaborationブログ第52話の内容の中から、Webexデバイスの最新機種と新機能について、もう少し深堀してお伝えできればと思います。最後までぜひご覧ください。


Webexデバイス 新機種(Deskシリーズ)

Collaborationブログ第52話:概要にて、Webexデバイスの新機種について簡単にご紹介させていただきましたが、今回は端末ごとの特長をもう少し詳しく紹介していきたいと思います。
・Webex Desk Camera
Webex Desk Cameraは、Cisco Webex待望の個人向けWebカメラ端末です。PC利用を想定した小型の筐体ながら、4K対応カメラとマイクを内蔵しており、テレワークやオフィス自席での利用に最適な製品となっています。昨今はテレワークが非常に増えている状況で、個人PCから会議や商談に参加するケースも増えているかと思います。そうなりますと、会議品質がPC備え付けのカメラ・マイクの性能に依存してしまいますが、そこに対してDesk Cameraを導入いただければ、貧弱だったPC会議が高品質な会議に変わります!今後の提案に際しては、Webex Meetingsライセンスに+αとしてDesk Cameraをご提案いただけますし、もちろんWebカメラなのでWebex以外を利用されているユーザに対しても、Webexデバイス(Desk Camera)の提案ができるようになりますので、Webexの提案の幅が広がるのではないでしょうか!そんなテレワーク促進に際し、発売時期はWebexOne時点で2021年6月頃とアナウンスされておりましたが、すでにデータシートも出てきており、もう間もなく提供可能になるかと思います。ぜひ期待してお待ちいただければと思います。

・Webex Desk Hub

Webex Desk Hubは、デスクでのWebex利用をより快適にする為の端末となっており、スマートフォンやヘッドセットをより快適に使用する為のハブ的な役割を持った端末になっています。まだ詳細な情報が出てきていないので言及はできませんが、例えば、フリーデスクにDesk Hubを設置いただくことで、Webexアプリがインストールされたスマートフォンをドックに置けば、それだけでDesk Hubが自動的にパーソナライズされ、個人専用の会議スペースにするようなことができるかもしれません。そういったコミュニティスペースを含めた会議スペースの有効活用をされたいお客様向けの製品になっていくのではないでしょうか。Desk Hubの発売時期はWebexOne時点で2021年夏頃とアナウンスされておりましたが、実際もう少し時間がかかりそうで、現時点では2021年秋頃とアナウンスが変更されております。


・Webex Desk

Webex Deskは、DX80の正統後継機として発売されるデスクトップ型のビデオ会議端末です。小さめのDesk Proというイメージですが、Desk Proに負けず劣らずの23インチタッチディスプレイを搭載しており、電子ホワイトボードとしても活用いただけます。ビデオ会議端末+拡張ディスプレイ+電子ホワイトボードとしてご利用いただけますので、個人会議スペースはもちろん、オフィスの自席や自宅にビデオ会議端末を設置されたいというお客様に最適な製品になっているのでないでしょうか。DX80がすでにEoSとなっておりますので、早く販売開始となってほしいところですが、こちらも現時点での販売時期は2021年秋頃とアナウンスされております。

今回ご紹介させていただいた端末以外にも、Wireless PhoneやRoom Navigatorといった新製品もございますが、それらに関してはまた別の機会にご紹介させていただければと思います。

デバイスに関するアップデートは機種だけではなく、機能のアップデートもいくつかございます。次にWebexデバイスの新機能についてご紹介させていただきます。


Webexデバイス 新機能
・イマーシブ共有(Desk Pro)

前回ご紹介させていただいたイマーシブ共有が早くもDesk Proで利用可能になるようです。現状でもDesk Proであれば、仮想背景にPC画面を挿入することは可能でしたが、イマーシブ共有の実装によって、より柔軟に自分の表示位置を変更することが可能となるようです。

そもそも仮想背景機能は、かなりCPUを消費する機能ですので、PCやスマートフォンではスペックが足りず利用ができない、というケースがあるかと思います。しかし、Desk Proであれば専用のNVIDIAチップが搭載されている為、リソースを消費する仮想背景機能であってもスムーズに使うことができます。イマーシブ共有は、テレワーク時代でより質の高いウェビナーを開催したい、というお客様向けの機能になっているかと思いますので、ウェビナーサービスを導入検討されているお客様がいらっしゃいましたら、ぜひWebex Events+Desk Proをご提案いただければと思います。Desk Proイマーシブ共有のリリース時期は、2020年12月頃と発表されておりましたが、現状まだ正式リリースとはなっておりません。もう間もなくのリリースだと思いますので、期待して待ちたいと思います。

・ブロードキャストスタジオ
機能紹介には、「Webexデバイスから直接高解像度ビデオと高忠実度オーディオを使用します。ソフトウェアは必要ありません。」と記載されています。要するに、より高品質な会議が可能になる、ということかと思いますが、まだ詳細情報が出ていない状況です。もしかすると、現状Webexのデフォルト解像度の最大は720p(HD)となっている為、こちらが1080p(フルHD)に拡張されるということかもしれませんね。こちらもリリース時期は2020年12月頃とアナウンスされておりましたが、まだ実装されておりません。期待して待ちたいと思います。

・5×5グリッドビュー

従来のWebexデバイスでは、グリッドビューにすることで最大3×3の9拠点まで同時に表示ができる仕様でしたが、こちらが最大5×5の25拠点に拡張されるようです。PCの場合は5×5の表示が可能でしたので、これまで案内が複雑になりがちでしたし、そもそも10拠点を同時にしたいというニーズをWebexデバイスでは満たすことができませんでした。このアップデートによってWebexデバイスは間違いなく提案しやすく、提案の幅も広がると思います!こちらもリリース時期は2020年12月頃とアナウンスされておりましたが、まだ実装されておりません。期待して待ちたいと思います。

・仮想背景機能
従来のWebexデバイスにおける仮想背景は、Desk Proのみ利用できるものでございました。このアップデートによって、Desk Pro以外の全てのWebexデバイスで仮想背景が利用できるようになります。Room Kit Miniのようなオープンスペースで利用される機器では、これまで後ろの背景が気になりビデオをオフにする、というケースもあったかと思いますが、仮想背景が使えるようになれば、そういった背景を映したくない場所でも安心してWebexデバイスが使用できるようになります。こちらもリリース時期は2020年12月頃とアナウンスされておりましたが、現時点ではまだ実装されておりません。期待して待ちたいと思います。


今回は以上とさせて頂きます。まだリリースされていないものがほとんどではありますが、新製品、新機能、どちらもWebexデバイスの提案がよりしやすくなるアップデート内容になっていると思います。新製品に関しては技適の関係で発売が遅れる可能性がある為、もしかしますと現在のアナウンスよりもさらに後ろ倒しになるかもしれません。そんな前置きをしつつ、実は先日、新製品のDesk Cameraを検証用でお借りすることができました!そこで次回は新製品Desk Cameraについて箱開けからご紹介ができればと思っています。引き続きよろしくお願い致します。

また今回ご紹介した内容以外のアップデート情報やより詳細な情報を確認されたい方は、下記サイトを参照していただければと思います。
・What’s new in Webex: December 2020(シスコブログ:英語)
https://blog.webex.com/video-conferencing/whats-new-in-webex-december-2020/
・Welcome to the All New Webex(シスコブログ:英語)
https://blogs.cisco.com/collaboration/welcome-to-the-all-new-webex
・What's New for the Latest Channel of Webex Meetings(リリースノートWebex Meetings:英語)
https://help.webex.com/en-us/xcwws1/What-s-New-for-the-Latest-Channel-of-Webex-Meetings

最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。

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