Workstation 16/Fusion 12のご紹介-ライセンス選定時の注意点-

皆様こんにちは!VMware担当の西澤です。
先日、WorkstationとFusionにそれぞれ新バージョン『Workstation 16』、『Fusion 12』がリリースされました。

そこで今回は、改めて二つの製品概要をご紹介しつつ、ライセンスの構成時によくご質問いただく内容について纏めていきたいと思います。

<製品概要>

まず、WorkstationとFusionはPCで利用する仮想化製品です。WorkstationとFusionを使用することで、1つの物理PCで複数のOS(仮想マシン)を使用することが出来ます。ホストOSがWindowsもしくはLinuxの場合Workstation、Macの場合はFusionを使用します。ライセンスのカウント方法はPC1台につき1ライセンスとなっています。

なお、Workstation 16/Fusion 12にそれぞれ対応しているホストOSは下記URLに記載がございます。
Workstation 16:https://kb.vmware.com/s/article/80807
Fusion 12:https://kb.vmware.com/s/article/2088571
※IEでは表示されません。

また、Workstation 16/Fusion 12はそれぞれProとPlayerの2エディションがございます。エディションによる機能差は下記URLの比較表にてご確認頂けますので、こちらを参照の上ご選定ください。
Workstation 16:https://www.idaten.ne.jp/portal/page/in/mss/vmware/workstation.html
Fusion 12:https://www.idaten.ne.jp/portal/page/in/mss/vmware/fusion.html
※IEでは表示されません。

<新規購入時の注意点>

Workstation 16 /Fusion 12のライセンスをご購入される際、新しいルールとしてライセンス数量分のSnS(保守)の同時購入が必須となりました。保守年数は最短1年、最長5年まで年単位で選択が可能です。
SnS(保守)についての詳細は下記の「<保守について>」でご紹介いたします。

<アップグレード購入時の注意点>

Workstation 16へのアップグレードの対象となるのは、ver,14,15のみとなりますのでご注意ください!ver.12以前のバージョンについてはver.16へのアップグレード対象外になりますので、新規ライセンスでご購入いただく形となります。
また、Fusion12へのアップグレードの対象となるのはver.10,11のみであり、ver.8以前のバージョンについては新規ライセンスでのご購入となります。

なお、既にWorkstation/Fusionのライセンスのみ保有しているユーザーがWorkstation 16/Fusion 12へアップグレードする際も、SnS(保守)の同時購入が必須となります!

<保守について>

Workstation 16/Fusion 12の保守は2種類ありますので詳細をご説明したいと思います。

Workstation 16/Fusion 12の保守

SnS : 回数無制限の障害サポートと、修正パッチの適用権/バージョンアップグレード権が含まれた契約となります。サポートレベルはBasicとProductionの2種類、契約期間は1年~5年から選択できます。前述した通り、新規ライセンス・アップグレードライセンス購入時に契約が必須です。

インシデントサポート : 任意購入の保守です。1、3、または5インシデントの3種類から選択可能です。サポート回数(インシデント)が決められており、規定数のサポートを受けると契約が終了します。購入から1年間有効ですが、1年間でインシデントを使い切らなかった場合も失効となります。複数年契約はできませんが、失効後に追加購入いただくことは可能です。
※ただし、新規ライセンス・アップグレードライセンス購入時は、SnSの契約が必須の為、追加でご購入いただく必要はございません。旧バージョンをお持ちの場合などにご検討下さい。

サポート内容の詳細については下記URLにて記載がございますのでご確認ください
http://www.vmware.com/jp/support/services.html

<SnSの更新について>

SnSは更新を行うことができます。
更新の際は1日単位で延長をすることが可能ですが、現在の契約満了日の翌日より最低1年間の更新が必要です。
※そのため、もしSnSが切れたタイミングで1か月のみ延長する場合は、対応不可となりますのでご注意ください!

ちなみに、Workstation/Fusionライセンスは永続ライセンスとなりますので、SnSが切れた後も製品を使用し続けることに問題はございません。
ただし、障害サポートをはじめとしたSnSのサービスを受けられなくなりますので、更新することを推奨しています。


今回は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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