VMware 担当者コラム
VMware・ライセンス
ライセンスキーのバージョンアップグレードについて
皆様こんにちは!
VMware担当の戸部です。
本コラムではお問い合わせをいただくことの多い、ライセンスキーのバージョンアップグレードについてお話ししたいと思います!
<バージョンアップグレードを行うには>
バージョンアップグレードはアップグレード元のライセンスのSnS、またはサブスクリプション契約が有効であれば行うことが可能です。
もし、契約の有効期限が切れている場合は、再契約を行っていただく必要があります。
※SnS及びサブスクリプションの再契約にはペナルティ料金が発生します。
詳細は以下コラムの<保守の更新>をご確認ください!
☆VMwareかんたん保守講座 リターンズ!
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/secolumn/vmware/column53.html
また例外として、Workstation/Fusionにはバージョンアップグレード型番があります。
ちなみに・・・・
以前のコラムでも紹介がありましたが、SnS、またはサブスクリプション契約が切れていても契約締結中にリリースされたバージョンについては無償アップグレードの権限が付与されています。なので、契約が満了日を迎え更新をされてない場合でも、該当バージョンへのアップグレードは可能となります。
☆以前のコラム:「意外と知らない!? VMware構成での小ネタ集」
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/secolumn/vmware/column38.html
※あくまでもバージョンアップグレードの条件(対応の可否)となります!
SnS、またはサブスクリプション契約はライセンスを使用している間、契約して頂く事を推奨しています。
<バージョンアップグレード手順>
実際にライセンスキーのバージョンアップグレードを行ってみようと思います!
今回はvSphere 6のライセンスを使用して、vSphere 7へアップグレードします。
なお、VMware Knowledge Baseにもライセンスのアップグレード手順の記載がありますので、こちらも併せてご確認下さい。
☆My VMware でライセンス キーをアップグレードする方法 (2006974)
https://kb.vmware.com/s/article/2006974?lang=ja
※記載の製品、バージョンが異なっていても手順は同じです
目次
① My VMwareにログイン
② 「ライセンスキー」ページを開く
③ アップグレードしたいライセンスキーを選択する
④ いざアップグレード!
⑤ アップグレードの確認
注意!
ライセンスキーのアップグレードが可能なのは、スーパーユーザー、プロキュアメントコンタクト、またはライセンスキーのアップグレードとダウングレードの権限があるユーザーのみとなります。
自分がどの権限を持っているかについては、My VMware内の「権限の管理」→「利用可能な権限」タブで確認できます。
※何も表示されなかったら、権限が付与されていない可能性が高いです・・・。
① My VMwareにログイン
ライセンスキーのアップグレードはMy VMwareという専用サイトにて行いますので、
まずはMy VMwareにログインします。
☆My VMware
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/login
② 「ライセンスキー」ページを開く
ライセンスキーは「ライセンスキー」ページにて管理されています。
上のメニューから「製品」→「購入した製品の管理」→「ライセンスキー」の順でいけます。
※クイックリンクからも移動可能です
③ アップグレードしたいライセンスキーを選択する
1.実行するアクションを「ライセンスキーのアップグレード」に選択します。
2.フォルダを1つ以上選択すると、フォルダ内のアップグレードできる製品がすべて表示されますので、そこからアップグレード対象のキーを探します。
もし、フォルダからお目当てのライセンスキーを見つけられない場合は、「製品別」タブを選択すれば製品名で探すことが可能です。手順は以下の通りです。
(1)「製品別」タブを選択
(2)実行するアクションを「ライセンスキーのアップグレード」に変更
※「ライセンスキーのアップグレード」に選択した状態で「製品別」タブを選択すると、デフォルトの状態に戻ってしまいます。
それでも製品が多い場合は、フィルターで製品名を入れることで絞り込むこともできます。フィルターの手順は以下の通りです。
(1)実行するアクションを「ライセンスキーのアップグレード」に変更
(2)フィルターで製品を絞る
※フィルターで製品名を表示させた後に「ライセンスキーのアップグレード」へ変更を行うと、フィルターが外れてしまいます。
もし、アップグレードさせたいライセンスキーが判明している場合は、「ライセンスキーを検索」に対象のライセンスキーを入力して表示させることもできます。
④ いざアップグレード!
1.アップグレードするライセンスキーを選択します。
(1)「アップグレードオプションの確認」をクリックします。
(2)アップグレードオプションを選択後、
対象となるライセンスキーにチェックを入れて続行をクリックします。
2.アップグレードするライセンスの数を選択します。
なお、バージョンアップグレードは1世代ずつしか上げられないため、例えばvSphere 5 → vSphere 7 のようにバージョンを2世代分上げたい場合はvSphere 5 → vSphere 6 → vSphere 7のように上げる必要があります。
3. 警告文がありますので、こちらの内容に同意したらチェックを入れて、確認をクリックします。
4.アップグレード完了!!
アップグレードを行うと、アップグレード後のバージョンのライセンスキーが新たに生成されます。元のライセンスキーは使用不可となっておりますので、ご注意ください。
また、生成されたライセンスキーは元のライセンスキーがあったフォルダに入っています。
新たに生成されたライセンスキーは次の作業で必要になるのでコピーしておいてください。
⑤ アップグレードの確認
アップグレードが本当にできたかを確認してみましょう。
④-5でコピーしたアップグレード後のライセンスキーを検索画面に入れます。
vSphere 7と出てきましたので、アップグレード成功の確認ができました!
念のため製品をクリックしたところ、アップグレード時に生成されたキーが確認できました。
ちなみに「>」をクリックすると出てくる「ライセンス履歴の表示」では、そのライセンスキーの履歴を見ることができます。
今回のライセンスキーでは下のように表示されました。このライセンスキーがvSphere 6のライセンスキーをアップグレードして生成されたものであることや、いつ、誰が作業を行ったのかを確認できます。
最後までご覧いただきありがとうございます!
こちらのコラムが皆様の助けになれば幸いです!!
VMwareの記事
※閲覧にはiDATEN(韋駄天)へのログインが必要です。