VMware 担当者コラム
VMware・クラウドプロバイダ
vCloud Director Upgradeについて -その3- Databaseマイグレーション編
こんにちは、VMware担当の及川です。
引き続きvCloud Director 10(以下、vCD)へのUpgrade方法についてご紹介致します。
PostgreSQL 10に関しては前回のコラムにて、準備が完了しましたので、いよいよMicrosoft SQLServer 2017からPostgreSQL 10へDatabaseのマイグレーションを行います。
■vCD(Cell)にログインし、FirewalldにてPostgreSQL接続用のポート番号(5432番)を開放。
※結構忘れがちでDatabaseマイグレーション時にずっとFailしていて、かなり悩みましたが、こちらが原因でした。。。忘れずにvCD側もポート開放してください。
# firewall-cmd --zone=public --add-port=5432/tcp --permanent
# firewall-cmd -reload
# firewall-cmd --list-all
■vCDのサービスを停止する
# service vmware-vcd stop
Stopping vmware-vcd-watchdog: [ OK ]
Stopping vmware-vcd-cell: [ OK ]
■DBのマイグレーション
以下のコマンドにて、Databaseのマイグレーションを行います。IPアドレスには宛先のPostgreSQLのIPアドレスを入れます。
#/opt/vmware/vcloud-director/bin/cell-management-tool dbmigrate --database-host 172.22.xxx.xx --database-name vcloud --database-user vcloud --database-password xxxxpasswordxxxx --database-port 5432
■DBの再構成
dbtypeにて、Postgresの指定忘れのないようにしてください。
これも指定しないとFailします。
#/opt/vmware/vcloud-director/bin/cell-management-tool reconfigure-database --database-host 172.22.xxx.xx --database-name vcloud --database-user vcloud --database-password xxxxpasswordxxxxx --database-port 5432 -dbtype postgres
■VCDのサービスの起動
# service vmware-vcd start
Starting vmware-vcd-watchdog: [ OK ]
Starting vmware-vcd-cell [ OK ]
以上で、Databaseのマイグレーションは完了です。
ここまで作業が完成しましたら、動作確認をします。
※不安な方は、Database、Cellのシャットダウンを行い、起動確認をおすすめします。
次回は、いよいよvCD10.0へのUpgradeとなります。
VMwareの記事
※閲覧にはiDATEN(韋駄天)へのログインが必要です。