vCloud Director Upgradeについて -その1- IMTによる確認編

こんにちは、VMware担当の及川です。

今回はvCloud Director 10.0(以下、vCD)へのUpgrade方法についてご紹介致します。
弊社で提供しているVMwareのハンズオントレーニングでは、vCD(ver10.1よりVMware Cloud Directorへ名前変更)を利用しております。現在はバージョン9.5を利用しておりましたが、Flash版のWebUIでしたので、今年中にアップデートする必要がありました。そのため、ver9.5からver10.0へUpgradeしましたのでその手順についてご紹介します。

弊社環境は以下の通りです。
Management Clusterに管理サーバ系が稼働しており、Resource Clusterでは、お客様のLab用の仮想マシンを展開するような構成となっております。

まず、VMware Product Interoperability Matricesによる,VMware製品の互換性の確認が必要となります。vCD10.0へ対応している各製品バージョンは以下の通りとなります。

次にvCDに対応している、Databaseの確認です。MS SQLServerがサポートからドロップしていました。現在対応しているDatabaseは、PostgreSQL10のみとなっております。

弊社環境のバージョンを確認したところ、アップグレードの前に、PostgreSQL10へのDatabaseのマイグレーションが必要ということが分かりました。

※ESXiとvCenterのBuild番号とバージョンについては、以下より確認可能です。

VMwareESXi/ESX のビルド番号とバージョン(2143832)
https://kb.vmware.com/s/article/2143832?lang=ja

VMware vCenter Server のビルド番号とバージョン (2143838)
https://kb.vmware.com/s/article/2143838?lang=ja

ということで、vCDのWebUIをHTML5に対応させるという目的を達成するためには、DBのマイグレーションが追加作業として必要ということが分かりました。
次回はPostgreSQL 10を構築の手順についてご紹介致します。

VMwareの記事




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