改めて知ろう!Workspace ONEの現状とおさらい

コラムをご覧のみなさま、はじめまして、こんにちは。
VMware担当の山下と申します。

さて今回のお題ですが、このコラムではしばらくぶりのWorkspace ONEとなります。

前回Workspace ONEのコラムを掲載したのはなんと2017年8月でした…。
それから約1年半…、様々なアップデートや変更がなされ、若干製品の概要が分かりづらくなっている部分もありますので、今回は改めて現状における製品概要をお届けしたいと思います。

では早速、Workspace ONEの全体像を見てみましょう。

Workspace ONEの全体像

Workspace ONEは大きく分けて、「仮想デスクトップ」、「モバイルデバイスの管理」、「クラウドアプリの認証管理」の3つの機能を持つ製品が含まれており、これらの機能が連携して、1つの統合されたシステムとして動作します。

各機能がどのように連携するのかを現したイメージがこちらです。

例えば外出先から安全に管理されたスマートデバイスを使い、セキュアなSSOを通して、仮想デスクトップや業務アプリケーションをオフィスと同じように利用する事ができる…と、まさに働き方改革な事が実現する製品となっております!
ここでご紹介するには機能があまりに豊富なので、今回は赤い点線で囲ったモバイルデバイス管理の「Workspace ONE UEM」に絞ってご紹介します。

Workspace ONE UEMの概要

全体像にも記載があるようにWorkspace ONE UEMはもともとAirWatchという名称でした。以前まではWorkspace ONE とAirWatchは別製品として併売されていましたが、Workspace ONEに統合され、その中の一機能として、Workspace ONE UEMという名称に変わり、現在は提供されています。
ちなみにUEMとは、「Unified Endpoint Management」の略で、これまではMDM(Mobile Device Management)の次の段階であるEMM(Enterprise Mobile Management)と呼ばれていましたが、そこからさらに進化し、モバイルデバイスの管理だけではなくIoTデバイスやウェアラブルデバイスなど、エンドポイント管理も可能なツールのことを指します。

では、AirWatchからWorkspace ONE UEMになったことで何が変わったの?というところですが…

ご安心ください!基本的なところはほぼ変わっておりません!
旧AirWatchからのバージョンアップを重ね、新機能追加などはあるものの、これまでとUIや使い勝手がガラッと変わるといった変更はありませんので、これまでAirWatchに慣れ親しんだヘビーエアーウォッチャーの方(?)が触られても違和感なく使用して頂けます!

とはいえ、そもそもこれまでのAirWatchを知らないよ!という方が大半ではないかと思いますので、Workspace ONE UEMがどんな機能を持つのかをご紹介していきます。

大きく分けてこちらの6つの機能になります。
単にデバイス管理だけではなく、コンテンツ、アプリ、メール配信、セキュアブラウザなど、デバイス内で扱うデータまでも単一のツールで管理する機能を備えています。

次に、対応しているプラットフォームですが、こちらのようになっております。

  • Apple iOS
  • Apple macOS
  • Apple tvOS
  • Google Android
  • Google Chrome OS
  • Windows 7
  • Windows 8 / 8.1 / RT
  • Windows 10
  • Windows Phone 8 / 8.1
  • Windows 10 Mobile
  • Tizen OS

Apple tvOSなどの変わりどころや、ラップトップOSなど、多くのプラットフォームをサポートしている事が分かります。
このように、他ベンダーではサポートしていないようなプラットフォームを広く対応しているのもWorkspace ONEの特徴の一つです。

Workspace ONE UEMのセキュリティアプローチ

続いて、Workspace ONE UEMではどのようにしてセキュリティを担保しているのかについて見てみましょう。

図のように、デバイス自体は従来型のMDMによる管理によって保護し、それに加えてデバイスで扱う企業データはWorkspace ONE専用アプリでしか扱えないように設定する事で、企業データを一切外に出さず管理することができます。
このようにして、デバイス自体が安全に扱えるのは当然として、中で扱う企業データについても、より安全に使用することができるというのが大きな特徴となっております。

また、専用アプリですが、旧AirWatchからWorkspace ONEへ統合されたことにより、アプリ名称やアイコンも変更されていますので以下に主要アプリの一覧と変更内容を記載します。

旧バージョンのドキュメントを見る際には名称の違いに気をつけてくださいね。

如何でしたでしょうか。
今回は久しぶりのWorkspace ONEという事で、Workspace ONEの全体像と、その機能の一つWorkspace ONE UEMの概要をご紹介させて頂きました。
まだまだ深掘りするとたくさんの機能がある製品ですので、ご興味のある方は是非フリートライアルで実際に触ってみることをおススメします!

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