VMware 担当者コラム
VMware
VSANのハードウェアの選定方法について
こんにちは、VMware担当の及川です。
本日はVirtual SAN(VSAN)の見積もり方法について説明させて頂きます。
最近VSANの問い合わせが増えておりますので、これを機に整理したいと思います。今回はハードウェア選定方法にフォーカスしたいと思います。
VSANの概要
垂直統合型インフラはCPU、メモリはサーバーから提供され、HDDについては、ストレージで提供する形が一般的でした。FlexPodなどがこちらの提供形態となります。対して、VSANはサーバー製品でCPU、メモリ、HDDをまとめて提供するソリューションです。サーバーで完結できるソリューション且つVMware製品スキルがあれば構築できますのでお手軽です。どちらも選択できる点がVMwareって素晴らしいですね!!
VSANに関する技術的な情報については、VMwareのBlogの方でまとまっていますので是非ご確認ください!
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_1.png)
<ハードウェア選定方法について>
選定方法ですが、2つのパターンがあります。
-
VSAN Ready Node
-
Build Your Own based on Certified Components.
DISとして選定方法のオススメは「VSAN Ready Node」になります!
こちらは、サーバーベンダーの方で動作検証も取れており、弊社の構成専門チームの方で早急にお見積りが可能です。
Ready Nodeの選定ツールについては、後ほどご紹介します。
一方で、「Build Your Own based on Certified Components.」は「I/Oコントローラ(RAIDコントローラ)」、「HDD」、「SSD」について個別確認が必要ですので、見積もり前にパートナー様の方でハードウェアをチェック頂く必要がございます。1個1個のパーツを案件単位で確認するのは結構大変ですので、オススメとしてはReady Nodeをベースに若干修正する形が良いかと思います。
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_2.png)
Ready Node選定ツールについて
Ready Nodeの選定方法として、VMwareとして2つのツールが用意されています。
おなじみの「VMware Compatibility Guide」と「Virtual SAN Ready Node Configurator」の2つです。ここからはそれぞれの使い方について説明します。
(1) 「Virtual SAN」が選択されていることを確認します。
(2) ESXiのverisonを選択します。個別で確認が不要の場合はALLを選択します
(3) メーカーを選択します。
(4) Update and View Resultをクリックします。
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_3.png)
下記のような形で結果が表示されますので、
こちらをベースに弊社の営業までお問い合わせ頂ければお見積り可能です!
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_4.png)
次に、VSAN Ready Node Configuratorについて、紹介します!
ツールについては、下記URLとなります。
(1) 「Virtual SAN」のVersionを選択します。
(2) サーバーのスペックを指定し、赤枠の「Confirm Profile」をクリックします。
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_5.png)
(3) 「Select OEM」からハードウェアベンダーを選択します。
(4) 「Select Model」に表示される、サーバースペックを確認し、赤枠の「Select Model」をクリックします。
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_6.png)
「Download Configuration」をクリックすると、VSAN Ready NodeのConfigurationがDownloadできます。
![](/portal/page/out/secolumn/vmware/column22_7.png)
ハードウェアの選定方法については、以上となります。次回はVSANのライセンスについてお話しします!
VMwareの記事
![](/portal/page/out/mss/vmware/pic/blog_mss_vmware_link.png)
※閲覧にはiDATEN(韋駄天)へのログインが必要です。