VMware Cloud on AWSにWindowsライセンスは持ち込める?

皆さま、こんにちは。
VMware担当の田畑です。

今回はVMware Cloud on AWSでのWindowsライセンスの扱いについてご紹介いたします。

VMware Cloud on AWSとは?

VMware vSphere/vSAN/NSXをAWSのベアメタルインスタンス上に展開することで、VMwareのSDDC環境をAWSリージョンにて利用できるソリューションです。
オンプレミス環境と同様に、vSphereベースの仮想基盤を管理・運用することが可能となっており、オンプレミスからの仮想マシンの移行や、新規仮想マシンの作成をvCenter Serverから操作できます。
しかし、移行する仮想マシンまた、新規仮想マシンのゲストOSのライセンスはVMware Cloud on AWSに含まれていないため、注意しなければなりません。
そこで今回は幅広く利用されているWindowsのライセンスに関して、VMware Cloud on AWSに持ち込めるもの、持ち込み禁止のものをご紹介いたします。

VMware Cloud on AWSに持ち込めるWindowsライセンス

既存でお持ちのWindowsライセンスをVMware Cloud on AWSに持ち込めるパターンについてです。
まず、1つの大きなポイントとして、お持ちのライセンスが2019年10月1日より前・後に購入されたものかどうかになります。

2019年10月1日より前に購入されたWindowsライセンス

全てのライセンスがVMware Cloud on AWSへ持ち込みが可能です。
ただし、利用できるバージョンは2019年10月1日より前のもののみになります。

2019年10月1日より後に購入されたWindowsライセンス

ある条件を満たすと、VMware Cloud on AWSへの持ち込みが可能になります。
その条件とは、Windowsライセンスに有効なソフトウェアアシュアランス(SA)の契約があり、SAの特典であるライセンスモビリティの対象製品であることです。
ライセンスモビリティの対象製品は下記になります。

VMware Cloud on AWSに持ち込むことができないWindowsライセンス

次にVMware Cloud on AWSへの持ち込みができないライセンスについてお話いたします。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、上記の一覧に記載のないWindows Serverライセンスは、ライセンスモビリティの対象外となるため、2019年10月1日以降はVMware Cloud on AWSへの持ち込みができません。

では、VMware Cloud on AWSでWindows Serverを利用する際のライセンスはどうすれば良いのでしょうか…?

VMwareからWindowsライセンスを購入?

VMware Cloud on AWSにてWindows Serverを利用する際には、Microsoft社のServices Provider License Agreement(SPLA)の内容に基づき、VMwareより提供されるライセンスを購入する必要がございます。
SPLAにてWindowsライセンスを購入することにより、オンプレミス同様にWindows Serverを自由に作成することができます。

VMwareより提供されるWindowsライセンスを有効にする手順

  1. VMware Cloud Services>VMware Cloud on AWSサービス>SDDCサマリに移動すると、クラスタの詳細画面より“Microsoft Server ライセンス”の項目がございます。
  2. “iマーク”をクリックするとWindowsライセンスに関しての詳細を確認することも可能です。
    ライセンスを有効にする際は アクション>Microsoftサーバライセンスの編集 をクリックします。
  3. 有効にするライセンスにチェックを入れます。
    VMwareでは2023年9月現在、Windows Server及びSQL ServerライセンスがSPLAとして提供されています。

VMwareより提供されるライセンス購入の注意点

SPLAで提供されたライセンスを購入する上での注意点を下記にて記載いたします。

  • SPLAの課金は利用開始と同時に発生し、請求サイクルでカウントされるため、有効にするタイミングにはご注意ください。
    例えば請求サイクルが毎月1日の場合、前月末にライセンスを有効化すると前月の全期間分の請求が発生してしまいます。

    (例)8月下旬に利用開始した場合、8月全期間の請求が発生
  • 課金対象はSDDCクラスタに含まれるホスト台数になります。
    ライセンスが有効であればWindows Serverの仮想マシンを無制限に展開することが可能です。

  • SPLAで購入したライセンスとBYOLライセンスを同じクラスタ内で混在させることはできません。

参考URL

SPLA及びライセンスモビリティに関する各メーカーの参考URLは下記になります。

【VMware】

VMware Cloud on AWS の Microsoft 製品ライセンス

ライセンスモビリティ

【AWS】

AWS と Microsoft に関するよくある質問

【Microsoft】

ソフトウェア アシュアランスによるライセンス モビリティ

サービス プロバイダー様向けライセンス プログラム: SPLA

今回のコラムは以上になります。
また、VMware Cloud on AWSに関する内容をアップ予定ですのでお楽しみに。

VMwareの記事




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