DX仮想クラウド基盤のワンポイントアドバイス ー vAppの操作方法 ー

皆さま、こんにちは。
VMware担当の田畑です。

今回は弊社より発表させていただいている『DX仮想クラウド基盤』サービスをより快適に使用するためのポイントや操作方法についてご紹介いたします。
DX仮想クラウド基盤の概要については下記コラムをご参照ください。
「DISオリジナル DX仮想クラウド基盤のご紹介!」
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/secolumn/vmware/column116.html

※本コラム内にて紹介時に用いた画面キャプチャに関しまして、最新バージョンとUIが異なる可能性がございます。

vAppとは?

今回ご紹介するのは、DX仮想クラウド基盤上で作成する仮想マシンの管理方法についてです。
DX仮想クラウド基盤では、仮想マシンを単体で作成・管理する方法と、
「vApp」と呼ばれる、テナント内の複数の仮想マシンを1つのグループとしてまとめて管理する方法があります。

vAppでできる一般的な機能は下記になります。
・仮想マシンの電源を一括操作
・ネットワーク図の可視化

それでは、それぞれの機能について簡単にご紹介していきます。

仮想マシンの電源を一括操作

vAppのアクションメニューから電源操作を一括で行うことができます。

vAppの電源アクションにはvSphereの操作では聞きなれない「開始」、「停止」と呼ばれるものがございます。
デフォルト設定の場合、「開始」はvApp内の仮想マシンを一括でパワーオン、「停止」はパワーオフを実施します。
ここで注意しなければいけないのは、パワーオフは仮想マシンを“強制的に止めてしまう”ということです。
通常仮想マシンにVMware Toolsをインストールし、ゲストOSのシャットダウンを選択することで正常に仮想マシンを止めることができますが、vAppの電源操作では「ゲストOSのシャットダウン」の選択肢がありません。

では、何処で設定ができるのかをご紹介していきます。
今回ポイントとなるのは電源操作の設定を事前に定義できる点になります。

設定を行うvAppをクリックし、vApp詳細画面から「起動と停止の順序」をクリックします。

すると、仮想マシンの開始時、停止時のアクションの確認及び編集を行うことができます。

開始アクションは「パワーオン」もしくは「なし(電源を入れない)」を選択することができ、
停止アクションでは「パワーオフ」もしくは「シャットダウン」を選択できます。
起動と停止の順序の編集で事前にアクションを設定しておくことで、より効率よくvAppの管理ができるようになります。
※「シャットダウン」を利用するためには、仮想マシンにVMware Toolsをインストールしておく必要があります。

また、「起動と停止の順序」の項目では、vAppに属している仮想マシンの起動、停止の順番及び待機時間を指定することができます。
例えば下記の様に設定した場合、「testVM01」→「testVM02」の順に起動します。

ネットワーク図の可視化

vApp内に追加した組織VDCネットワークと仮想マシンがどの様に接続されているかを一目で確認することが可能です。

今回のコラムは以上になります。
次回も引き続きDX仮想クラウド基盤についてのお役立ち情報を掲載したいと思います。

VMwareの記事




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