VMware 担当者コラム
VMware・クラウドプロバイダ
DISオリジナル DX仮想クラウド基盤のご紹介!
こんにちは、VMware担当の及川です。
今回は、DIS WORLD Digital Days 2021(Vol.2)及びVMworld 2021 Japanで発表をさせて頂きました、「DX仮想クラウド基盤」について、ご紹介いたします。
■DX仮想クラウド基盤とは?
「VMware Cloud on AWS」を活用することで、オンプレミスのvSphere環境とのハイブリッドクラウド化やAWSのネイティブサービスを活用したクラウド化を促進することができます。
また、Hybrid Cloud Extension(HCX)を組み合わせることで、アプリケーションに変更を加えることなく、仮想マシンのマイグレーションやハイブリッドクラウド環境での運用を実現することができます。
一方で、「VMware Cloud on AWS」はユーザー様専用の環境となるため、小規模で利用されたいお客様は利用しにくいという課題が見えてきました。
そこで、弊社ではこの「VMware Cloud on AWS」のパワフルなリソースを分割して提供することで、低コストでお客様へ提供できないかと考え、「DX仮想クラウド基盤」サービスを提供することといたしました。
このリソースを分割する仕組みに関しては、VMwareから提供されている、「VMware Cloud Director service(以下、CDS)」を採用しております。
CDSでは、仮想基盤をマルチテナント化して提供することができるため、お客様の必要なリソースに応じてご利用可能です。
■テナント
物理リソースを分割した、お客様単位のリソースのことをテナントと呼んでいます。システム管理者はこのテナントを管理することとなります。
テナントには、CPU10GHz、メモリ80GB、ストレージ1.1TBをリソースユニットとして提供しています。
それ以外に500GBの通信費用とグローバルIP(AWSのPublic IP)を1個セットにして弊社からご提供致します。
テナントに複数のvAppを作成することで、アプリ単位の管理を行うことができます。
テナントには、Edge Gateway(仮想ルーター)が割り当てられ、NAT、FW、VPN、DHCPなど様々なネットワークを設定できます。
また、仮想マシン間の通信については、分散ファイアウォールを使うことでセキュアな環境を利用できます。
テナントとオンプレミス間をVPNで接続する場合ですが、インターネットVPN(IPSec)を使って接続する
必要があります。
弊社で検証済みの製品を導入していただくことで、インターネットVPN接続が可能です。
■仮想マシンの展開について
仮想マシンを展開する際に、ISOから手動でインストールを行うこともできますが、弊社でご用意しているテンプレートから展開することも可能です。
弊社では、Windows Server 2019、2016 Datacenterのテンプレートを提供しております。
既存でお客様が利用している仮想マシンを移行する場合は、OVFからインポートすることも可能です。
■サポートについて
DX仮想クラウド基盤のサポートについては、以下の通りとなっております。
標準サポートとアドバンスドサポートの2種類で提供しておりまして、24時間対応が必要な場合はアドバンスドサポートを契約頂く必要がございます。
システムの重要度に応じて、サポートの選択が可能です。
標準サポート | アドバンスドサポート | |
---|---|---|
問い合わせ対応 | DIS営業日 9:00 - 18:00 | DIS営業日 9:00 - 18:00 |
障害対応 | DIS営業日 9:00 - 18:00 | 24時間365日対応 |
以上が「DX仮想クラウド基盤」のご紹介となります。
是非、ご興味のあるお客様は弊社営業までお気軽にお問い合わせください。
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