VMware 担当者コラム
VMware・ライセンス
速報!!Horizonライセンスの提供形態の変更について
皆様こんにちは!
VMware担当の戸部です。
先日、VMwareから「Horizonの提供形態の変更」について、全パートナー様に告知が行われました。なんと、Horizonライセンスをサブスクリプションモデルへ移行すると共に、Horizonの永続ライセンスが2021/5/6をもって提供終了となるそうです!
これからHorizonをご購入いただく新規のお客様だけでなく、既存でHorizonを使用されているお客様にも関わる大きな変更になるので、今回の変更内容を本コラムにてまとめてみました。是非ご参考ください!
目次
・どう変わるの?
・変更の対象製品
・変更のスケジュール
・既存ユーザーの更新・移行
<どう変わるの?>
・変更前の提供形態
従来のHorizonはPerpetualライセンスでの提供でした。
Perpetualライセンスはその名の通り、一度購入すればソフトウェアを永続的に利用することが可能なオンプレミス用のライセンスです。そのため、更新を行うのはSnS(保守)のみで、ライセンスを更新する必要はありません。また、仮にSnSの更新を行わなかったとしても、ソフトウェア利用権が失効することはありません。
(イメージ図)
SnSについては、5年間まで一括契約可能で、Basic SnS(平日9:00~18:00)とProduction SnS(24時間365日)の2種類から選択可能です。
・変更後の提供形態
2021/2/8より、Horizonの提供形態はHorizon TermとHorizon Subscriptionの2つのサービスパッケージへ変更になります。
この2つはPerpetualライセンスと異なり、ソフトウェア利用権が期間限定となるので、期間終了までに更新を行わないと期限切れとなり、ソフトウェアが利用できなくなります。
サブスクリプション形式での提供、と考えていただけると、分かりやすいかもしれません。
(イメージ図)
では、Horizon TermとHorizon Subscriptionについて、それぞれ簡単に説明します。
① Horizon Term
期間限定ライセンスとSnS(保守)がセットになったパッケージです。
また、Horizon Termは従来同様、オンプレミス環境でのみ使用可能になります。
契約期間は5年間まで一括契約可能で、サポートレベルはProduction SnSの1種類のみとなります。
② Horizon Subscription
名前の通り、サブスクリプションでの提供です。
Horizon Subscriptionはオンプレミス、クラウド、またハイブリッド環境で利用可能となります。
契約期間は5年間まで一括契約可能となり、サポートレベルはProductionサポートの1種類のみとなります。
Perpetualライセンス、Horizon Term、Horizon Subscriptionの大まかな違いを、図でもまとめてみましたので、こちらもご参照ください!
※注意!!
Horizon8リリースの際に、パッケージから削除されたvSAN for Desktopライセンスですが、なんとHorizon Term、Horizon Subscriptionではバンドルされています!(Perpetualライセンスでは、引き続きvSAN for Desktopライセンスがパッケージから除外されています。)
そのため、vSANのご利用も検討されている場合、Horizon Term、Horizon Subscriptionを購入いただければ、別途vSANライセンスをご購入いただく必要はございません。
ただし、Standard Edition(Term/Subscription)、no vSphere(旧Add-on)、Horizon Appsにはバンドルされませんのでご注意ください。
<変更の対象製品>
下記製品が対象となります。
・Horizon Standard | ・Horizon Standard Add-on |
・Horizon Advanced | ・Horizon Advanced Add-on |
・Horizon Enterprise | ・Horizon Enterprise Add-on |
なお、Horizon Appsライセンスや、App Volumes、Thin Appなどのスタンドアローン製品は変更対象外です。
<変更のスケジュール>
変更のスケジュールは、下記となります。
冒頭でもお話しした通り、Perpetualライセンスの販売終息は2021/5/6となりますが、その前の2021/2/8にBasic SnSとProduction SnSの1年型番の新規提供が終了いたします。
また、既存PerpetualライセンスからHorizon Termライセンス、またはHorizon Subscriptionへのアップグレード型番も2021/2/8にリリースされます。
<既存ユーザーの更新・移行>
既にHorizon Perpetualライセンスを保有し、且つSnSを毎年更新されているユーザー様について、2021/2/8以降は単年でのSnS更新が行えず、下記3パターンのいずれかで対応いただく必要があります。
① Productionサポート×3年一括でのSnS更新
これまでのようにSnSを更新していく方法です。
ただし、<変更のスケジュール>でお話しした通り、2021/2/8にBasic SnSの提供が終了し、Production SnSも3年間での購入が必須となるため、Production SnSの3年一括更新のみの対応になります。
また、更新にかかる費用も値上がりいたします。
② Term Upgrade Program(TUP)にてHorizon Termへ移行
アップグレード型番を使用することで、既存PerpetualライセンスをHorizon Termライセンスへアップグレード(移行)する方法です。
こちらはお持ちのライセンスに有効なSnSがあれば、利用可能です。
TUPを使用いただければ、新規でHorizon Termライセンスをご購入いただくよりも安価で移行可能になります。
※アップグレード後の更新の際は、通常金額での対応となります。
③ Subscription Upgrade Program(SUP)にてHorizon Subscriptionへ移行
既存PerpetualライセンスをHorizon Subscriptionへアップグレード(移行)する方法です。
こちらもTUP同様、お持ちのライセンスに有効なSnSがあれば、利用可能です。
また、SUPを利用いただくことで、新規でHorizon Subscriptionをご購入いただくよりも安価に移行可能になります。
※アップグレード後の更新の際は、通常金額での対応となります。
最後までご覧いただきありがとうございます!
本コラムが皆様のお役に立てることができましたら幸いです!
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