NEC Hyper Converged System
for VMware vSANとは

サイジング構成や導入/運用設計、構築にかかる期間を削減(通常のHCI製品に比べ最大70%の導入期間の削減)、HCIの導入の迅速性を更に高めます。また、お客様の拡張ニーズに合わせて最適化された拡張方法を提供、拡張時の作業プロセスを簡易化します。

NEC Hyper Converged System for VMware vSANの
3つの特長

1.簡単導入

NEC Hyper Converged System for VMware vSAN 構築ツールの活用により、HCIを簡単にセットアップする事が可能です。

2.簡単管理

1つの画面でHCIを統合管理。仮想化基盤、仮想ストレージ、仮想マシンの全ての状態を簡単に管理できます。また、起動、停止など仮想マシンの操作もできます。

3.安心保守

はじめてハイパーコンバージド・インフラストラクチャを導入するお客様でも安心してご利用いただける保守サービスをご提供致します。

1.簡単導入

NEC Hyper Converged System for VMware vSAN 構築ツールの活用により、HCIを簡単にセットアップする事が可能です。
1コマンドで自動構築(約半日で構築完了)ができ、作業員の拘束時間がなくなり、工数を大幅削減できます。また、本機能を用いて構築作業を標準化する事で、作業ミスの抑制につながります。

構成ツールの動作イメージ
構築サーバにツールをインストールし、コマンド実行。構築対象の管理ノード、クラスタノードに対してHCIを自動構築します。

2.簡単管理

①NEC Hyper Converged System Console

システム管理者が必要とする監視・操作機能を一画面に集約しています。
これにより仮想基盤全体の状態を一目で把握できます。また、メンテナンスの負荷軽減、クラスタ全体のシャットダウンができ、障害切り分けの負荷軽減、サーバの監視・管理チップ(Base Management Controller)との連携も可能です。

②HW/SWの障害分析

障害の詳細分析に向けたサーバ監視・管理チップ(Base Management Controller)との連携機能などの、システム管理者が必要とする監視・ 操作機能を集約したポータル画面を提供します。

③NEC Hyper Converged System Console Advanced Option

システム利用状況を把握できるレポーティング機能を搭載。
リソースプールで全体の稼働率を把握すると共に、クラスタノードや仮想マシンの稼働率も合わせてレポートとして出力できるため、定期的なヘルスチェックで利用できます。条件を入れるだけで簡単に出力可能です。また、現在のリソース傾向を分析した上で将来リソース予測を実現する機能を合わせて提供。リソース追加時期の検討に必要なキャパシティプランニングに活用することが出来ます。

3.安心保守 

①全国一律の手厚い保守サポート

②ハードウェアの保守作業時に、保守作業員がvCenter Serverの操作を代行

保守作業員が必要に応じてvCenter操作を代行するので、スムーズな保守作業を実現します。

*お客様環境によっては、代行できない場合があります

vCenter Server 操作代行の対象作業*
 ・内蔵ドライブ交換時
 ・マザーボード/CPU/メモリ交換等で交換対象サーバの電源を落とす必要がある場合

③HCI の基本コンポーネントは専用保守で一括対応

専用保守サービスでSDSからUPSまで一括で保守対応可能です。
ゲストOS、10Gスイッチ、Backupのトータルサポートをご希望のお客様は別途ご相談ください

※UPS、10Gスイッチ、BackupはNECよりご購入いただいた機器がサポート対象となります。

製品ラインアップ

 
スタンダードモデル 大容量モデル
サーバ機種(Express5800) R120h-1M
R120h-2M
筐体 1U / 1ノード 2U / 1ノード
ハイパーバイザー / OS VMware vSphere 7.0、6.7u3, VMware vSAN 7.0、6.7u3 (クラスタノード)
VMware vSphere 7.0、6.7u3 (管理ノード)
クラスタノード数 2※1~64 2※1~64
管理ノード数 1 -
ノードの追加単位 1 1
ノードあたり CPU(最大) 2x インテル® Xeon® プロセッサ Scalable ファミリー
メモリ(最大) 3TB
ネットワーク
インタフェース
標準 4x 1000BASE-T
増設 10GBASE-T (クラスタノード)
10GBASE-T / 1000BASE-T (管理ノード)
ディスクスロット数(最大) 2.5型 8 24
対応ドライブ オールフラッシュ キャッシュ領域(SSD) 800GB
データ領域(SSD) 400GB ~ 3.84TB
ハイブリッド キャッシュ領域(SSD) 400GB ~ 3.84TB
データ領域(HDD) 1.2TB ~ 2.4TB
電源 100V / 200V
*1 管理ノードが別途必要です。

構成例

将来的な増設予定がなく、小規模のHCIを導入したいお客様に最適な構成

vSANサーバ2台+監視ホスト1台の構成

本構成の3つのおすすめポイント
ポイント1: vSANライセンスの削減(2台分のみ)
ポイント2:10GbpsのLANスイッチが不要(ホスト直結)
ポイント3:万が一の障害時も安心

vSANの機能で、2台のサーバに書き込みます。1台のサーバが停止してもデータ損失は発生しません。

HAの機能で、1台のサーバが停止しても、ゲストOSはもう1台のサーバ上で自動的に再起動。

導入事例

某自治体様(用途:基幹業務へのアクセス基盤)

本ソリューション導入で得られた効果

・シンクラ基盤と既存PCの活用で“PCの設置スペース”を削減
・2ノードvSANで“機器コスト”を低減
・販売店様によるリモート監視・管理で“運用コスト”を低減

事例概要

商談のきっかけ
販売店様が、小規模で手頃なソリューションとして”2ノードvSAN”に着目

背景・課題
1:HW機器コスト、運用/管理コストの削減
2:インフラを簡素化したい
3:可用性は落とせない

問題解決に用いた構成

イメージ図

東かがわ市様(用途:シンクライアント基盤)

本ソリューション導入で得られた効果

「サイジング/検証済み」のVDI専用モデルで、短納期・低コストでセキュアなシンクラ基盤を実現!

事例概要

商談のきっかけ
総務省からのセキュリティ強化の通達があった(インターネット接続系ネットワークとの分離)

背景・課題
1:分離するにあたり、新規PCの設置スペースが確保できない (シンクラ化希望)
2:コストや運用管理の増大は回避したい

問題解決に用いた構成

イメージ図

資料

ITインフラのシステムが複雑になって管理が大変、人手も足りない…。情シス部門にありがちな課題をどのように解決できるのか、漫画で分かりやすく紹介。

HCIを構成する、ハードウェア、ソフトウェア、保守などの詳細情報をご確認いただけます。

お客様へNEC HCIの概要のご説明や、初期提案のツールとしてご利用ください。